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GUIってなんでしょう? 

2016年11月 6日 (日) 投稿者: メディア技術コース

みなさん、こんにちは、

 
メディア学部の特徴的な演習に「メディア専門演習」があります。20種類もの演習の中から、好みの演習を2つ選択します。その中の1つが「音・音声インタフェース」です。プログラミングでシンセサイザやカラオケ採点機を作ります。
6回目の授業は「GUI]でした。GUIというのはGraphical User Interfaceの略です。押しボタンやポップアップメニュ、スライダなどを配置して、視覚的にわかりやすいインタフェースを作ります。それで、GUIで一体何をつくるのかというと、キーボードつまりピアノの鍵盤なのです。
この演習ではMATLABという信号処理ツールを使って、プログラミングで楽器音を作ったり、音声を取り込んで分析したりします。縦長の押しボタンをたくさん並べると次の図1のようなものを作れます。

Piano_kenban_2

          図1 押しボタンを並べて作成したピアノの鍵盤
 
押しボタンを押すと音が合成されるようにプログラムします。
でも、この図は何か変です。

では、本物のピアノの鍵盤の写真を見てみましょう。次の図2に示します。

Sp_20161106_195434

                    図2 ピアノの鍵盤の写真

 

どこが違うと思いますか?そう、本物のピアノの黒鍵の幅は白鍵に比べて狭いのです。でも、それだけではありません。

よ~く見てください。

実は黒鍵の位置は白鍵と白鍵のちょうど間ではないのです。黒鍵が2つならんでいるドレミの部分では、黒鍵の位置はちょっと外側になっているのがわかりますか?黒鍵が3つ並んでいるファソラシの部分では1番目と3番目の黒鍵はちょっと外側になっています。

「音・音声インタフェース」では、本物そっくりの黒鍵配置のキーボードを作成する学生もいるのです。プログラミングを使うと自分の好み通りキーボードを作ることができ、作品の発表会にはいろいろな工夫を凝らしたキーボードが登場します。今年はどんな作品が登場するか楽しみです。

 

相川 清明

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