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次世代ゲーミフィケーション研究プロジェクト紹介【岸本研究室】,メディアコンテンツコース

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 メディア学部 メディアコンテンツコース教員の岸本 好弘です。

 今回は、我々の「次世代ゲーミフィケーション研究プロジェクト(NGF)」を紹介します。
 本研究室は「“ゲームのチカラ”で教育・社会を変える」を研究目標としています。現在、4年生10名、3年生8名の12名の学生が所属しており、「学習ゲーム」の制作や、「ゲーミフィケーション(ゲーム的な仕掛け)」を活用したワークショップの企画・実施などに取り組んでいます。学生らの研究の中から3つのテーマについて少し詳しく紹介しましょう。
   

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▲研究室紹介スライド(拡大します)              

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▲ミーティングの様子

■ まず1つ目の研究紹介は「数学的思考力を鍛える学習ゲームの研究」です。

 本研究室は『Global Math コンテスト』という数学ゲーム制作プロジェクトに4年連続で参加してきました。これは、単純な計算の速さを競うようなゲームではなく「数学的思考力」を鍛えることを目的とした新たな学習ゲーム開発に産学共同で取り組んでいるもので、春休み期間を利用した短期集中のゲーム制作プロジェクトです。これまでに30タイトル以上のゲームを制作し、CEDECなどの展示会や子ども向けのワークショップで試遊展示しています。

(紹介記事)
学生らが数学ゲーム制作コンテストにて最優秀賞ほか5つの賞を受賞!(2016年3月)
http://blog.media.teu.ac.jp/2016/03/post-19c3.html

 2014年度のコンテストの優勝作品『てくてくロボット』はApp Storeで配信中です。

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▲学習ゲーム『てくてくロボット』

てくロボを App Store で - iTunes ? Apple
https://itunes.apple.com/jp/app/tekurobo/id1099611348?mt=8

■ 2つ目の研究紹介は「子供向けゲームクリエイター職業体験ワークショップの研究」です。

 小学生を対象としたゲームスクールで、プレイするだけでなく「作って」楽しんだり、「ゲームの面白さって何だろう?」と考えたりしてもらい、「ゲームクリエイターという職業」を体験してもらう試みです。これは現4年生の研究で、八王子市の「夏休み子どもいちょう塾」や東京ゲームショウの「キッズクリエータークラブ」の一環としてワークショップを主宰し、70名を超える小学生とその保護者の方々に体験していただきました。ワークショップの実績を踏まえて現在は、一人でもインターネットを使って家庭で学べるコンテンツの制作に取り組んでいます。

(紹介記事)
「夏休み子どもいちょう塾」で、「ゲームクリエイター体験講座」を開講しました(2016年7月)
http://blog.media.teu.ac.jp/2016/07/post-fb48.html
「東京ゲームショウ2016」にて小学生向けゲームスクールを開催(2016年9月)
http://blog.media.teu.ac.jp/2016/09/2016-ffba.html

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▲ゲーム作りに挑戦する小学生たち

■ 3つ目の研究紹介は「VRを用いたプレゼン練習ツールの研究」です。

 360度が見渡せるヘッドマウントディスプレイ(HMD)オキュラスリフト(Oculus Rift)を用いて、苦手なプレゼンテーションの練習を一人で行えるツールを開発しようという研究です。大勢の聴衆がいる会場の映像を見ながら模擬プレゼンテーションを行い、「きちんと前(=聴衆の方)を見ながら話せた時間」を計測することで、プレゼンテーション能力の向上に役立てようというものです。これは昨年の卒業生の研究で、紹介記事のとおり、日本デジタルゲーム学会で研究発表を行いました。

(紹介記事)
学生らが日本デジタルゲーム学会年次大会で発表!(2016年3月)
http://blog.media.teu.ac.jp/2016/03/post-6937.html

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▲HMDを付けると、広い会場、大勢の聴衆の立体映像が見える


 今回は3つの研究を紹介しましたが、この他にも、学習のためのカードゲーム、学習のためのテーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)、視線誘導装置を使った次世代のシューティングゲーム、クレーンゲームが上手になるVR練習ツールなど、学生らは多彩な研究に取り組んでいます。
 皆さんも将来、私たちと一緒に研究しましょう。

◆執筆記事一覧
http://kishimotolab.org/mediabloglink.html
◆教員紹介 岸本好弘
http://www.teu.ac.jp/info/lab/teacher/?id=1566

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