« 先端メディアゼミナール(IoT実践)進行レポート#3(完結編) | トップページ | 新年のご挨拶 »

反転授業、学生180名余でディスカッション

|

 メディア学部 教員の岸本です。

 私の担当する「ゲームプロデューシング論」の授業では、学生たちの能動的参加を促すための様々な試みを行っていますが、今回は「反転授業」という、ちょっと変わった名前の授業形態について紹介します。「反転授業」では、4人グループでのディスカッションで授業が進行し、先生の講義はありません。どうしてそんなことができるのでしょう?
 

161219gpr3

▲ディスカッションの様子

 「反転授業」を受ける学生は、あらかじめ収録された講義の動画をインターネットで視聴してから、授業に出席するのです。
 

Ondemand4

▲ビデオ講義の様子

 今回使用した「遊びとゲーム」のビデオ講義は、15分程の長さの前編・後編の2本立てで、講義の終わりに宿題が出されます。学生らは自宅などでこのビデオ講義を視聴し、宿題をやった上で授業に臨むわけですが、ビデオですから、聴き逃した部分・分かりにくい部分は何度でも見直すことができます。

 

Ondemand2

▲ビデオ講義内で宿題が出される

 そして授業では、学生同士でやってきた宿題を発表し合い、ディスカッションを重ね、さらに先生に質問をぶつけるなどして、深い学びを得ることができるのです。

 

161219gpr4

▲ディスカッションの様子

 学生たちのほとんどが「反転授業」初体験でした。彼らの感想を聞いてみましょう。

「いつもより能動的な授業だったと感じています。普段と違って予習ができているので、受けていてとても楽しかったです。」(2年生女子)
「事前にやってきた宿題について延々とこなす内容の講義が新鮮だった。」(2年生男子)

⇒従来と違う授業形態で新鮮だったようです。

「全部の時間がグループワークだったというのは今までに無かったことです。プワークも楽しくでき、いろいろな人の意見を聞くことができ、とてもためになる授業でした。」(2年生女子)
「同じビデオ講義を聞いているのに、人によって感じたこと、考えたこと、がバラバラで驚いた。」(2年生男子)

⇒自分とは違う他の人の意見を聞けるのがグループワークのいいところです。

161219gpr6

「4人グループとはいえ、仕切るのは難しい。ゲーム業界の最前線で何十人何百人という人たちを仕切っているプロデューサー、ディレクターは改めてすごいのだと思った。」(3年生男子)
「一番印象に残ったのは、発表の合間に「雑談」を入れることで相手の心を開き、話が通じやすくなると感じたことです。」(2年生男子)

⇒グループワークをうまく進めるコツにも気づけます。

「日本人2人、留学生2人の国際交流な授業になった。世界では有名だけど日本ではあんまり有名じゃないゲーム、『ハースストーン』の話になった。」
「グループワークが思ったよりも早く時間が過ぎて驚いた。」

 

161219gpr9

 「反転授業」は、教室で先生が講義を行う「従来型授業」に対して、ビデオ講義で予習し、教室での講義は行わず、予習の内容に関して学生間のディスカッションや先生への質問といった「対話的授業」を行うことにより、能動的でより深い学びを目指す「次世代の授業スタイル」と注目されています。

 私は2012年度以降、「ゲームプロデューシング論」の全15回中1回をこの反転授業スタイルで行ってきました。これからも、より能動的に学べる授業を目指して試行錯誤していきます。

執筆記事一覧
http://kishimotolab.org/mediabloglink.html
教員紹介 岸本好弘
http://www.teu.ac.jp/info/lab/teacher/?id=1566

高校生向け」カテゴリの記事

« 先端メディアゼミナール(IoT実践)進行レポート#3(完結編) | トップページ | 新年のご挨拶 »