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大学院講義紹介「デザイン支援システム特論」

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今でも工業デザイナーは絵を描く人,PCCG表現する人,と思われることがあります.そのせいか,研究とかにはあまり興味のない人と思われています.でもそれは誤解です.基礎研究とかは別ですが,理論や技術を応用するための研究が好きなデザイナーは数多く存在します.

工業デザインのプロセスは,調査・企画(marketing research and concept making),創造(creation),意思決定(decision making)の三段階に分類できるといわれていますが,調査企画や意思決定を支援する理論や方法に関する研究は従来から盛んであり実践的な応用事例もたくさんあります.創造支援の研究はニーズが高いものの研究事例数は少ないです.研究ニーズ自体に関する議論もあるからかも知れません.デザイン支援システムの研究事例としては,例えば汎用CADに実装したシステムなどがあります.私も実装システム構築の経験があります.

これらのことを背景に,大学院の授業ではゼミ形式にて,デザインに活用できそうな理論や技術について,私は学生と同じ目線になって気さくに議論を楽しんでいます.テーマは主観評価の有意差検定,線形モデルでの推論,非線形モデルでの推論,進化計算の適用などです.

デザインという曖昧度の高い対象について,暗黙知ではなく形式知での議論を試みると,むしろデザインという行為のワクワク感が高まることもあります.研究という言葉の定義はいろいろでしょうが,デザインに関する研究が好きな人はワクワクしたい人たちなのでしょうね.

ディア学部 萩原祐志

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