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音の聞き分けテスト

2016年12月19日 (月) 投稿者: メディア技術コース

みなさん、こんにちは、

 
東京工科大学メディア学部の授業の1つに「音声音響メディア処理論」という授業があります。12回目は「心理学的測定法」のお話でした。音を少し変えたとき気付くか気付かないかの境界を「弁別閾(べんべついき)」といいます。授業では、実際に音の周波数の違いがわかるかわからないかを体験してもらいました。このブログの読者のみなさんにも体験していただきましょう。
まず、基準の1000Hzの音(1秒間に1000回振動する音)を聞いてください。

1000Hzの基準音

次に、半音(ピアノの白鍵と隣の黒鍵の間の周波数の違い)高い1059Hzの音を聞いてみましょう。

半音高い1059Hzの音

多くの方が基準音との違いは分かったと思います。
それでは、基準音とわずかに違う1001Hzの音はどうでしょうか?

1001Hzの音

この音が基準音と違うことがわかる人はごく少数と思われます。
 

さて、半分くらいの人が違いに気付く音の周波数はどのくらいなのでしょうか?

以下に並べた音を聞いてみてください。

1002Hzの音

1003Hzの音

1005Hzの音

1007Hzの音

1010Hzの音

1020Hzの音

授業受講の学生のみなさんにきいてもらったところ、1007Hz~1010Hzあたりで、違いが分かる人とわからない人が半々になりました。

読者のみなさんはどうでしょうか?

 

相川 清明

 

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