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グローバルメディア論にてRoom to Read Japan代表松丸佳穂氏が講演

2016年12月17日 (土) 投稿者: メディア社会コース

グローバルメディア論ではグローバルメディアの歴史とグローバル課題とメディアの役割について学びます。12月12日には、グローバル課題の一つである世界の教育問題の解決に向けた取り組みを行っているNPO法人ルームトゥリードジャパン 代表の松丸佳穂氏にご登壇頂きました。

世界には文字の読めない人達が数多くいます。その多くは女性でもあります。日本で生活をしていると、文字を読めない生活とはどのようなものか想像がつきませんが、文字が読めて学校に通えているということは、ラッキーなことだと覚えていてほしいとお話されました。
我々は文字を読まずに毎日を送ることは、まずないでしょう。例えば電車に乗るとき、薬の処方箋を読むとき、ウェブサイトにアクセスするとき、インスタントメッセージを送るときなど、文字に触れない時間の方が少ないかもしれません。一生、文字が読めないということは、命に係わる重大な問題なのです。更に、世界の人口の半分は女性ですが、多くの女性は教育を受けることが出来ずに大人になってしまいます。女子教育の支援もとても大切なグローバル課題の一つです。
松丸さんはまずは、積極的に情報を集めること、世界の課題について知ろうとする態度が重要だとお話をされました。日本では世界の情報をインターネットやSNSを活用して知ることが簡単にできます。世界を良くしたいという気持ちがあるならば、まずは積極的に世界の状況を知ろうとすることが大切です。それが次に行動への一歩につながるからです。まずは、自分が興味のある課題が何か考え、情報を得ることが大切です。
Room to Read Japan
http://japan.roomtoread.org/
飯沼瑞穂

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