岸本研究室 2016年度卒業研究最終発表会を開催しました
2017年2月28日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部メディアコンテンツコースの岸本 好弘です。
2月6日(月)学内にて、岸本研究室 2016年度卒業研究最終発表会を開催しました。4年生9名が口頭発表(15分)を行い、60名を超える2,3,4年生が熱心に聴講しました。
▲発表終了後の集合写真
岸本研究室は『”ゲームの力”で教育・社会を変える』を研究テーマとしています。「能動的に参加して、楽しみながら目標を達成する」という“ゲームの力”をエンターテインメント以外の分野にも広く適用し、「楽しみながら学力を向上させる」「社会問題をスムーズに解決する」といったゲームの可能性を模索しています。学習ゲームの開発に始まった研究は、VR(バーチャルリアリティ)や視線追跡装置などの最新技術を用いたツールの開発にも広がってきました。
▲60名を超える2,3,4年生が熱心に聴講
▲レビュアーの教員からの質問に答える発表者
2016年度の4年生9名の研究テーマを紹介します。
▲児童向けゲーム制作体験学習ソフト
《デジタル学習ゲーム》
●児童向けゲーム制作体験学習ソフトの試作と検証
⇒3月に国際学会、国内学会で発表予定
●英単語を自由に追加出来る単語学習ゲーム『WORD BRIDGE+』の開発・検証
⇒国内学会で2度発表済み
▲留学生のためのカードゲーム型の日本語学習教材
《アナログ学習ゲーム》
●留学生のためのカードゲーム型の日本語学習教材の提案
●ゲーム開発者を目指す学生向けの「開発スケジューリングを学ぶアナログゲーム」の試作と検証
●大学生のSNS利用マナーにおける当事者意識向上を目的としたテーブルトーク・ロールプレイングゲームの提案
▲VRを用いた新しい恐怖映像表現
《VR(バーチャルリアリティー)》
●VRを用いた新しい恐怖映像の表現の試作検証
⇒5月に国内学会で発表予定
●VRを用いたクレーンゲーム練習システムの試作と検証
▲視線追跡装置を用いたシューティングゲーム
《視線追跡装置》
●プレイヤーの視線追跡を用いたシューティングゲームの新システムの開発と提案
⇒3月に国内学会で発表予定
《スケジュール管理》
●時間管理スキル向上の為の手法の提案
4年生9名は、口頭発表後の質疑応答もクリアし、みごと全員合格となりました。
聴講者の意識向上のため、「一番良かった発表」を投票させた結果、最多得票は『英単語を自由に追加出来る単語学習ゲーム『WORD BRIDGE+』の開発・検証』となりました。
また、レビューア教員の評価では、『大学生のSNS利用マナーにおける当事者意識向上を目的としたテーブルトーク・ロールプレイングゲームの提案』と『英単語を自由に追加出来る単語学習ゲーム『WORD BRIDGE+』の開発・検証』の発表が高評価を得ました。
1年間にわたる卒業研究の経験は、4月から社会人となる彼らの自信となることでしょう。優れた卒業研究は3月以降に開催される国際・国内の学会等で発表し、世の中に役立てて行きます。今回聴講した後輩たちには、先輩に負けない独創的な研究への取り組みを期待しています。
執筆記事一覧
http://kishimotolab.org/mediabloglink.html
教員紹介 岸本好弘
http://www.teu.ac.jp/info/lab/teacher/?id=1566
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