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変数名一つ考えるのに半日

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プログラムを書く際に、変数や関数など、自分が設定するものに名前をつける作業は頻繁に発生します。例えば"data"などという最悪な名前をつけちゃいけない、という話を以前しました。

長い目で見ると、多少時間がかかっても、ちゃんとした名前をつける訓練をすることがプログラミングが上手になる秘訣です。具体的でわかりやすい適切な名前をつけることは、対象となる変数や関数の内容の深い理解なしでは困難です。よく考えてプログラムを書く習慣につながります。

エンジニアあるいはプログラマーとして、30年以上、多くの同僚と一緒に仕事をしてきました。その人たちの中でベスト3に入る天才プログラマーの同僚はこう言っていました。「柿本さん、僕は変数名一つ考えるのに半日費やすこともありますよ」

メディア学部の必修科目「基礎演習Ⅰ」のうち、プログラミングの授業の一部を担当していますが、そのような命名に関することまでは取り上げていません。限られた時間内に短いプログラムで論理だてて機能を実現するという体験が最優先です。残念ながら、熟慮した名前を使ってわかりやすく書くことの優先順位は低いです。

一方「先端メディア学」「先端メディアゼミナール」という少人数科目で私が担当するテーマ「CGプログラミング」という授業では、最初に命名法も含んで読みやすいプログラムを書く練習をじっくり行います。

その後も学生のプログラムを見るときには、たとえそのときの本筋から離れても、命名について口うるさく指摘します。受講生は、半年たつころにはだいぶ良いコードを書けるようになります。

(メディア学部 柿本正憲)

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