Creative Application プロジェクト演習履修者がExpressive Japan 2017 (映像表現・芸術科学フォーラム2017)企業賞を受賞
2017年3月20日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
映像表現・芸術科学フォーラム2017でCG-ARTS人材育成パートナー企業賞(株式会社イマージュ)受賞
映像表現・芸術科学フォーラム2017(Expressive Japan 2017)は、映像情報メディア学会 映像表現&コンピュータグラフィックス研究会、画像電子学会、芸術科学会,画像情報教育振興協会(CG-ARTS)の4団体の共催で開催される研究フォーラムで、映像制作,コンピュータグラフィックス技術,ゲームやメディアアートなどに関する多数の研究発表があります.
映像表現・芸術科学フォーラム2017(Expressive Japan 2017)は、映像情報メディア学会 映像表現&コンピュータグラフィックス研究会、画像電子学会、芸術科学会,画像情報教育振興協会(CG-ARTS)の4団体の共催で開催される研究フォーラムで、映像制作,コンピュータグラフィックス技術,ゲームやメディアアートなどに関する多数の研究発表があります.
Creative Application プロジェクト演習履修者(1年生から4年生)のチームが演習講師らの指導のもとで,パズルアプリを制作しました.そのアプリの内容を研究発表しました.発表論文の概要は次の通りです.
■発表論文
橋本将伍・武田孝騎・山本聖樹・渡邊彪我・原 祐里子・渡邉賢悟・伊藤彰教・近藤邦雄:Mondrian Puzzle ~ コンポジションシリーズの特徴を考慮した配色構成パズルアプリケーション ~,映像表現・芸術科学フォーラム2017,pp.257-260, 2017.3
●概要
ピエト・モンドリアンのコンポジションシリーズは今も色褪せない魅力的な芸術作品として名高い。筆者らはコンポジションシリーズに触れたことを発端に、幾何学的特徴を活かしたパズルアプリケーションの開発に着手した。本研究では開発に先立ちモンドリアンの作品性がどのような特徴によって成り立っているのかを知るため、観察と模写を行った。その結果得られたコンポジションシリーズが持つ特徴を紹介する。加えて、得られた特徴をパズルゲームのステージ作成パターンとして活用し、アプリを実装した。オリジナルで作成した幾何学パターンでもモンドリアンの作品と類似性を感じうるパターン作成を試行した。
■映像表現・芸術科学フォーラム2017(Expressive Japan 2017)関する情報はこちらをご覧ください。
■ 橋本将伍 (メディア学部3年生)
始めはCreapp Masalaという24時間でアプリを作るイベントで生まれたものですが、改良をしていこう!という気持ちから制作をしてきました。芸術科学フォーラムでポスター発表をしていた時には沢山の人が遊びに来てくれて、「面白い」「斬新」などの声が聞けてとても嬉しかったです。そして、まさか企業賞をいただけるとは思わず、本当に感激です!制作メンバーには本当に感謝しています。ありがとう!発表の際にいただいたコメントやアドバイスを取り入れて、リリースを目指してこれからも頑張ります。
■ 武田孝騎(メディア学部2年生)
最初にモンドリアン作品でパズルと聞いた時は、え!?あの意味がわからない絵をモチーフにしたパズル?と興味半分、そんな意味のわからないものが作れるのか?と思いました。しかし、ゲーム部分が完成していたため、やってみたら、意外とハマる!見た目はシンプルですぐに解けそうな感じなのに、なかなか自分の目というのは適当で比率が合わない。これは面白いと思いゲームを作ることに参加しました。みんなでモンドリアンのコンポジションシリーズの絵を描いたり、デステイルの本を読んだり、と分析をしているうちにモンドリアンのコンポジションって世界を最小単位で表そうとしていたんだ!と自分の中でも理解が深まっていきました。自分は今回メニューやゲームのスタイルの調節を行いました。枠線にとらわれない無限の広がりを意識した上で、今回は切り取られた断片として、ステージにはめていきました。
芸術科学フォーラムで企業賞をいただけて嬉しく思いました。受賞をくださった株式会社イマージュ様から話題のフランク三浦をいただいたときに洒落た人だなあと思いました。ありがとうございます。
最後にこのプロジェクトに参加できてとても良かったです!原先輩、橋本先輩、山本君、ひゅうが君、テストに参加してくれた、藤川や井上君、そして、アドバイスを下さった先生方や多くの方、皆さんがいなければ出来ませんでした!次の目標に向けて共に頑張りましょう!みんなありがとう!!
■ 山本聖樹 (コンピュータサイエンス学部2年生)
モンドリアンプロジェクトが始まった頃は、まだソースのビルドに必要なPCも持っていなかったので、満足に参加ができるのか不安でしたが、最終的にはみんなで協力しながら一つの作品を制作することができて嬉しく思っています
元々CreApp自体は原先輩の紹介で、メディア学部以外の人でも参加できて、プログラミングを取り扱う演習があるということで参加しました。CreAppに参加するきっかけを与えてくださり、このプロジェクトでもメンバーをまとめてくださった原先輩と、一緒に活動してくれたメンバー、場所や機材や情報を提供してくださった先生の方々に感謝しています。
■渡邊彪我 (メディア学部1年生)
最初は先輩方のプロジェクトに何ができるか分からなかったけど、ちょっとでも先輩方のお手伝いをしたかったことと、自分にとっていい経験を得られると思ってプロジェクトに参加しました。自分はまだプログラムに関してはまだ勉強中でお手伝いはできませんでしたが、レベルデザイン等ではお手伝いすることができ、自分にとってもいい経験をすることが出来ました。
今回芸術科学フォーラムで企業賞を頂けて嬉しかったです。このプロジェクトに参加できてよかったです。先輩方、先生方ありがとうございました。またこのようなプロジェクトがあったら是非参加したいと思います。
■原 祐里子 (メディア学部4年生)
この「モンドリアンパズル」プロジェクトは、私の卒業研究テーマがベースとなったゲームで、私がリーダーとして進めていましたが、今回の発表では私は皆のフォローに回り、発表準備などは後輩達がメインで動いてくださいました。発表時はその場にはいられませんでしたが、賞を頂いたと聞いた時は本当に嬉しかったです。
■Creative Application プロジェクト演習に関する主なブログ記事
メディア学部 近藤邦雄
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