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ベトナムで開催されたIEVC2017にて学生と教員が発表しました

2017年3月10日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

 メディア学部メディアコンテンツコースの岸本 好弘です。

 3月1日(水)~3日(金)、ベトナム中部の都市・ダナンで開催された、画像電子学会主催の国際学会IEVC2017にて、学生1名と教員4名が発表しました。

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 IEVC2017で本学からの参加者が発表した5つの研究を紹介します。国際学会なので、発表は英語です。

1. Multisensory Realization Using Topology-Accentuated Visualization
Yuriko Takeshima (Tokyo University of Technology), Issei Fujishiro (Keio University)

 本学・竹島由里子准教授による口頭発表。流れ場のデータは、温度、圧力、速度など、様々な値を持っています。これらすべての値を同時に可視化することは、大変困難です。そこで、視覚だけでなく力覚も用いてデータを表現することで、より直感的にデータの挙動を把握することができます。


2. Sight Dive: Directing for Viewing Through Other Device's Camera
Takashi Ohta (Tokyo University of Technology)

170302danang12 本学・太田高志准教授による「Sight Dive: その方向に向けるだけで他のデバイスのカメラ視点を利用するインターフェース」の口頭発表。本研究は、スマートフォンのカメラアプリで他のデバイスを捉えると、そのデバイスのカメラから映されている画像を自分のものとして利用できるインターフェースを設計したものです。複数のデバイスの連携利用についての研究の一つです 。


3. FOGCELL: Fog in the Tube
Hisakazu Hada, Yushun Yokota (Tokyo University of Technology), Akito Nakano (Keio University)

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 本学・羽田准教授による「Fogcell: Fog in the Tube」のデモ発表。
本研究は、一瞬でガラス管の中に「霧」を発生させる装置です。「霧」は空気中の水分が凝固しておきる現象ですが、超音波やフォグマシンのような仕組みでは、霧の発生と消失に時間がかかってしまいます。この装置は、断熱膨張の仕組みを利用して、一瞬にしてガラス管の中に霧を発生させ、消失させるものです。今回はベトナムまで機材一式を持ち込み、実際に稼働しているところを見てもらいました。


4. Game Design Workshops for Children Using an Experimental Learning Software Program
Yoshihiro Kishimoto, Yusuke Yamamoto, Kazuki Murakami, Koji Mikami (Tokyo University of Technology)

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 岸本による「ゲームデザイン体験学習ゲームを用いた子供向けワークショップ」のデモ発表。子供たちが将来なりたい職業「ゲームデザイナー」を体験できるソフト『冒険クリエイト』を制作し、ワークショップを実施しました。

↓↓発表資料はココ
http://kishimotolab.org/#170301

5.SPLIGHT: Lighting for Splat Based Rendering Towards Temporal Coherence
Muhammad Arief, Hideki Todo, Koji Mikami, Kunio Kondo (Tokyo Univesity of Technology)

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 本学大学院生のムハンマド・アリエフ君の「SPLIGHT:スプラットベースのレンダリングのためのライティング手法」の口頭発表。これはコンピュータグラフィックス分野のレンダリングに関係する研究で、非写実的なブラシストロークを利用したアニメーション制作のための、ライティングの変化に対応する高速な表示方法の提案です。インタラクティブに物体を回転したり、ライトの位置を変更しても表示できるようにした点に特徴があります。

 以上5つの発表を通して多くの参加者と交流し、成果を上げることができました。

■IEVC2017 公式サイト
http://www.kodama.com.hiroshima-u.ac.jp/iieej/IEVC2017/

■執筆記事一覧
http://kishimotolab.org/mediabloglink.html

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