« 映像表現・芸術科学フォーラム2017でコンテンツプロダクションテクノロジープロジェクトの4年生が研究発表 | トップページ |  Introduction to Exchange Activities with University of Southern California -Tokyo University of Technology (アメリカ,南カリフォルニア大学) »

研究発表

2017年3月23日 (木) 投稿者: メディア技術コース

317日(金)に,名古屋大学で開催された情報処理学会第79回全国大会にて,「コミュニケーション・アナリシス」プロジェクト(榎本・寺岡研究室)2016年度卒研生の荒畑翼君が研究発表(※注)をしました.

Dsc08456

発表内容は,荒畑君が1年間取り組んできた卒業研究の内容です.この研究は,ラジオトークの会話データに対して話者の発話間の「間」を詳細に分析し,発話の重複が一般的な会話とどのように異なるのかについてまとめています.荒畑君によれば「緊張しました」とのことですが,発表中はもちろんのこと発表後の質疑応答の時間でも他大学の先生からの質問とコメントに対して,終始落ち着いて回答していました.教員として,ここまで卒業研究に真剣に取り組んでくれて,とても嬉しく思います.

Dsc08459


Dsc08466

このブログで先生方が色々な学問分野の研究や講義について紹介していますが,メディア学部で取り組める分野は本当に幅が広いです.荒畑君は,2年生や3年生の時は音声処理や画像処理に関する専門演習や講義を履修していましたが,卒業研究で音声を使ったコミュニケーションの分析に取り組みたいと思い,「コミュニケーション・アナリシス」プロジェクトを希望するに至りました.

このように,大学生活では興味がある分野の演習や講義を積極的に取り組むと,関連分野のまた違ったアプローチの分析や研究にも興味が湧いてくることがあります.特に,メディア学部は様々な分野の先生が所属しているため,このような傾向が往々にしてあると私は感じています.これは大学生活の醍醐味の一つです.入学を目指している皆さんも,メディア学部に入ったら是非体験してみてください.そして,4年生の最後は,卒業研究を学会で発表して優秀の美を飾りましょう!

※注

荒畑翼, 寺岡丈博, 榎本美香, "オープンコミュニケーションとしてのラジオトークに見られる超づく発話現象の解析", 情報処理学会第79回全国大会, 2017.


文責:寺岡

 

在学生向け」カテゴリの記事

研究紹介」カテゴリの記事

高校生向け」カテゴリの記事

« 映像表現・芸術科学フォーラム2017でコンテンツプロダクションテクノロジープロジェクトの4年生が研究発表 | トップページ |  Introduction to Exchange Activities with University of Southern California -Tokyo University of Technology (アメリカ,南カリフォルニア大学) »