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本学で情報処理学会デジタルコンテンツクリエーション研究会を開催

2017年5月28日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

去る5月26日,本学で情報処理学会のデジタルコンテンツクリエーション研究会が開催されました.本学からは,大学院生浦野君(指導教員菊池先生)と茂木君(指導教員近藤先生,三上)の研究発表がありました.

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デジタルコンテンツクリエーション研究会はまだ発足から10年に満たない,まだ新しい研究会です.

この研究会は「デジタルコンテンツの制作、流通、利活用を促進し、健全な社会利用を推進するために,デジタルコンテンツクリエータを支援するための制作技術,管理技術およびそれに関わる利用技術に関する研究を産学問わず広く対象とするとともに,コンテンツ自体のアート・エンターテインメント性の観点からの表現技術も含め、デジタルコンテンツに関する技術者の相互情報交換の場を提供することを目指す.」としており,メディア学部のコンテンツに関わる,技術・表現・社会の側面すべてが関連する学会です.
本学でも,私のほか,菊池先生,羽田先生が委員になられており,その他の先生も巻き込んで様々な研究の発表場所として活用しています.

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今回発表された研究は下記のとおりです.

セッション1:インラタクティブコンテンツ・動画 (10:3011:45)

[DCC01] 入院患児のためのARを用いたストレス・コーピングコンテンツの提案
浦野三貴, 瀧本理央 (東京工科大), 住吉智子 (新潟大),岡崎章 (拓殖大), 菊池司 (東京工科大)

[DCC02] 静岡大学テレビジョンでの動画を用いた情報発信の特性と考察
永田正樹 (静岡大), 磯部千裕 (()アバンせシステム), 淺野みさき,山﨑國弘, 長谷川孝博, 井上春樹 (静岡大)

[DCC03] コンテンツの合成の面白さに着目した複数作者によるゲームの合成の試み
朝倉雅貴, 阿部秋水, 塩澤秀和 (玉川大)

セッション2:コンテンツ制作 (13:3014:20)

[DCC04] 鉛筆画自動彩色手法の提案
安達翔矢, 水野慎士 (愛知工業大)

[DCC05] キャラクターメイキング手法を用いたメディアコンテンツ制作教育
茂木龍太, 菅野太介, 兼松祥央, 鶴田直也, 三上浩司, 近藤邦雄 (東京工科大)

セッション3:制作発表 (14:3015:20)

[DCC06] フルドーム短編3DCGアニメーション“THE PLANET CUBE”
牧奈歩美 (神奈川工科大)

[DCC07] インタラクティブ立体映像コンテンツ「光の箱庭」
伊藤玲, 水野慎士 (愛知工業大)


デジタルコンテンツクリエーション研究会の特徴は,論文誌(トランザクション)も編集しており,研究会で発表された研究のみ投稿資格がある点です.

研究会での活発な議論を経て,コンテンツに関わる論文の質を高め後世に残していく仕組みを,私は大変気に入っています.(そのため他の学会も大忙しですがこの研究会にはたくさん貢献したいと思います)

当日の運営には,学部4年生(菊池研)も手伝ってくれました.活発な学会の様子を見た彼はきっと大学院への進学の意欲が高まったことでしょう!

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その後は八王子キャンパス内をツアーして,八王子で懇親会を開催しました.私は翌日からの保護者懇談会のために中座して広島へ向かいましたが,こちらでも大変活発な議論が展開されておりました.

文責:三上浩司



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