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おもしろメディア学:リバーサルフィルムってなに?

2017年7月 5日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の近藤邦雄です.
以前のブログ記事CG-ARTSが出版している次のようなCGの教科書を紹介しました.

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■ブログ記事: 標準的な教科書である「コンピュータグラフィックス:分担執筆、CG-ARTS協会発行)」に研究成果の画像が掲載(その1)  2015.04.14


この記事では,その写真の一番したの教科書を利用してよりよい教育をするためにCG-ARTSが教師用に用意した「リバーサルフィルム:カラースライド」を紹介します.
写真をみてください.

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このスライドは1993年に制作しており,全部で140枚あります.このスライドの画像は初版の「コンピュータグラフィックス」の教科書のカラー画像を見ることができます.当時,カラー画像は口絵としていくつかの画像が紹介されていましたが,教科書内でやむを得ず白黒画像にしていたものをカラー画像を利用して学生に見せたいということで制作されました.


CG-ARTSに協力した多くの教員が自分らの教育で不足している教材を出し合ったときに,教科書にあるカラー画像を利用したいということでした.そこで,掲載された中から140枚が選択されスライドになったわけです.
さて,このスライドを知っている学生はどの程度いるでしょうか?
高校生の明さん,高校までで,先生方が実際に教育の場で使っているところを見たことがあるでしょうか?
スライドプロジェクター」と呼ばれる機器を利用してスクリーンに投影します.この時スライドをセットするカルーセルに一枚づつ入れるのです.これをプロジェクターにセットして投影するのです.慌てていると,落としてしまってスライドが床に散らばって,裏表を間違えて説明することになってしまったりするという失敗談も多く聞いたことがあります.
このままのスライドでは,講義で使えないので,フィルムスキャナーでデジタル画像にしました.140枚の画像を一覧で小さくしていますがご覧ください.1990年代初期までのCG技術の状況が少し理解できると思います.

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メディア学部 近藤邦雄

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