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Asian Forum on Graphic Scienceで大学院生がコンテンツ制作のための演出に関する研究発表

2017年8月23日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

2017年8月7日にAFGS2017で大学院生2名がコンテンツ制作のための演出に関する研究発表をしました.
このAFGSは,11th Asian Forum on Graphic Scienceという名前ですが,初期のことは日本と中国の図学関係者が研究や教育について交流をしてきた会議です.第9回から日本と中国だけではなく,アジア諸国にも参加してもらうようにして,会議で取り扱うトピックも拡大しました.

第10回はメディア学部と提携しているキンモンクット大学が中心となって,日本,中国の参加者を含めて盛大にバンコクで開催されました.第11回は東京で開催することとなり,アジア諸国を含めて10数か国から参加がありました.


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そのような会議で,メディアサイエンス専攻のコンテンツプロダクションテクノロジー研究プロジェクトに所属しているスウェーデン出身のLiselotte HEIMDAHLさん,中国出身のHongyi XU君が研究発表をしました.
研究発表のタイトルと概要は,次のようです.
◎EFFECTS FOR TIMING OF REVEALING THREATS IN HORROR CONTENTS
ホラー映画における恐怖表現とタイミングの関係について研究しました.演出には,カメラワークやライティングのほかに,タイミングがとても大切です.本研究をさらに発展して,よりよい演出方法をまとめる予定です.

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◎A SUPPORT SYSTEM FOR DESIGNING CUT SEGMENTATION AND COMPOSITION OF ROBOT ANIMATION’S BATTLE SCENES
ロボットアニメーションにおけるバトルシーンのビデオコンテ制作を目標に,さまざまなシーンの分析とロボットの動きの制作方法を提案しています.

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大学院生は現在2年生ですが,1年生のときにも海外で研究発表しており,前回よりもすこし落ち着いて発表できたのではないかと思います.
■学生のコメント

◎Liselotte HEIMDAHLさんのコメント
When I went to present my research on Monday at AFGS, it was my first time visiting Tokyo University. Somehow I expected it to be bigger but it was a certain atmosphere around the area. I didn't have much time exploring since it was a pretty packed schedule of lectures and presentations. Also, I really enjoyed that they also exhibited the ADMC entries at the same area.
I felt a bit nervous about my own presentation, but in the

end

it went smoothly and I got several questions and comments that I will think about for my continued research. I am happy that I got the opportunity to present my research after working hard up until the conference.
◎Hongyi XUさんのコメント

英語での発表は今回二回目で、発表資料を15分にまとめるることができましたが、話し方のスピードがすこし速すぎて、リハーサルより30秒ほど早めに終わりしました。次の機会には本番の環境をもっと考えて準備やリハーサルをやるべきだと思いました。
英語の質問は,ほぼ分かりましたが、英語で回答を考えるには時間が必要でした。それも今後の準備段階でうまく対応できるように考える必要があると思いました。
AFGS2017の発表を通じて、いろいろ勉強でいて、本当によかったです。これから大学院修士の間にやるべきことがまた増えたと思います。また今回は論文・スライトの構成にかなり力に込めて、以前よりわかりやすいスライトができました。指導していただいた先生方,研究室の皆様の協力、誠にありがとうございました。
■研究発表論文:
1.Liselotte HEIMDAHL, Yoshihisa KANEMATSU, Naoya TSURUTA, Ryuta MOTEGI, Koji MIKAMI and Kunio KONDO:EFFECTS FOR TIMING OF REVEALING THREATS IN HORROR CONTENTS,11th Asian Forum on Graphic Science,F10, 2017.08.
2.Hongyi XU, Yoshihisa KANEMATSU, Ryuta MOTEGI, Naoya TSURUTA, Kouji MIKAMI and Kunio KONDO:A SUPPORT SYSTEM FOR DESIGNING CUT SEGMENTATION AND COMPOSITION OF ROBOT ANIMATION’S BATTLE SCENES,11th Asian Forum on Graphic Science,F12, 2017.08.
■大学院生の昨年度の発表:
・スウェーデンで開催された国際学会SIGRAD2016で,留学生が研究発表 (ウプサラ大学訪問その1) 2016.05.29

・国際会議NICOGRAPH Internationalで大学院1年生が研究発表 2016.08.19


メディア学部 近藤邦雄,三上浩司,鶴田直也

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