Interspeech2017で「声の魅力度」について発表
2017年9月 3日 (日) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。8月21日から24日までスウェーデンのストックホルムで開催されたInterspeech2017という学会に行ってきました。この学会については、榎本先生もブログ記事を書かれています。そこでも述べられている通り、ストックホルムはとても綺麗な都市です。この時期は気候も爽やかで、快適な4日間を過ごしてきました。
学会会場となったストックホルム大学は、町の中心部から地下鉄で10分ぐらいですが、自然に囲まれた綺麗なキャンパスです。
今回の私の発表は、"Personalized Quantification of Voice Attractiveness in Multidimensional Merit Space (多次元メリット空間における声の魅力度の個人別定量化)"というものです。声の魅力度についての研究を集めた"Voice Attractiveness"というスペシャルセッションでの発表でした。その内容ですが、様々な「いらっしゃいませ」という声をいろんな人に聞いてもらい、その魅力度を判定してもらうという実験についての解析です。声の魅力度の基準は聞いた人によって違うので、単に点数を付けるのではなく、多次元空間にマッピングするのが良いということ、そしてその多次元空間へのマッピングは、声の特徴から推測することができるということを発表しました。学会会場の最も奥まったところでの開催でしたが、来場者も多く、活発な議論をすることができました。
ここ数年の人工知能ブームの余波で、音声の国際会議はどこも大盛況です。この分野の発展に乗り遅れないように、これからも頑張って論文投稿を続けていきたいと思っています。
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