自動車学校の学科教習用アプリを学生らが企業に出向いて提案
2017年9月29日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部 メディアコンテンツコースの岸本 好弘です。
9月11日、「ゲームデザイン」演習の学生5名と共に、事故なき社会株式会社(東京都品川区)に出向いて、「自動車学校の学科教習用アプリ『DON!DON!ドライブ』のアイデア」をプレゼンテーションしました。なんでも面白化プロジェクト5回目の活動です。
▲企業の会議室
▲プレゼンテーションの様子(一人3分)
『DON!DON!ドライブ』(以下、ドンドラ)は、南福岡自動車学校(以下、ミナミ)が制作した体験型バラエティ学科教習動画です。この『ドンドラ』をゲームアプリ化し、自動車学校の学生が、より楽しく学科の復習を行えるようにするアイデアを提案してほしいとのミッションを受けてのプロジェクトでした。
7月24日、授業に乱入したミナミのかめライダーと、授業内で『ドンドラ』アプリ化アイデア出し
8月15日、11枚の企画案を依頼主のミナミへ送付
ミナミでの審査の結果選ばれた5案を今回プレゼンします。
かめライダー(九州で大人気の安全運転のヒーローキャラクター)をはじめとする社会人の前で、5名の学生が各々持ち時間10分で発表(3分間のプレゼン、その後質疑応答)を行いました。結果、優勝は、師岡ひなのさん(2年)提案の『DONDORA RPG』でした。
▲かめライダーによる総評
▲優勝した師岡さん
▲『DONDORA RPG』プレゼン資料(クリックで拡大)
師岡さんの優勝コメント:
「大変だったが、3日間かけてデモを作ってよかった。“学生ならではの発想”と褒めてもらい、嬉しかったです。」
かめライダーコメント:
「自分たちでは絶対に考えつかないような新しい発見ばかりでしたし、とにかく楽しかったのであっという間でした。ソースコードを書き、アプリを開発してくる学生さんまでいて、期待以上でした。若い力の真髄を見せつけられました!幸あり!」
▲終了後のサイゼリアでの交流会
■参加した学生の感想(抜粋)
・初めて企業へ企画発表に行かせていただいて感じたことは、自分の企画のつまらなさである。学生に求められている企画・アイデアは“型を破るような突飛で面白いもの”であることを今回学んだ。この点を踏まえて次回以降は、ユニークで印象に残る企画を作っていきたい。そのために、様々なものに触れておき、自分の引き出しを増やしていこうと思った。(2年生)
・プレゼン前は緊張しましたが、今回はしっかりと言いたいことを全て話すことができて良かったと思います。特に印象深かったのは、意見として出た「そのゲームの何処が面白いのか」、「何処によって他のゲームをしている人がこちらのゲームに流れてくるのか」の2点です。面白い部分に関しては、ゲームを作る上で重要だと自分でも思っていた部分だったので、やはり重要なのだと再確認しました。また、時間は有限であり、全てのゲームができるわけではないので、他のゲームを遊ぶ時間をこっちに割くようにすることはとても重要なことだと思いました。(2年生)
・新しいアプリを考えるときは、自分がすでに遊んでいるアプリの面白い部分や継続して遊びたくなるような部分を考える。それらを踏まえて、既存のアプリよりも使いたくなるような要素を考えなければならない。(1年生)
・初めての企業の方の前でのプレゼンで、頭が真っ白になった。プレゼン中、自分が考えたアイデアを社会人の方がさらに膨らましていったのがスゴイと思った。(1年生)
学生らの提案の中の優れたアイデアは、制作中のゲームアプリの中の仕様として実際に使われるかもしれないとのことでした。そうなったらとっても嬉しいですね。
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