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メディア専門演習「ビジュアルコミュニケーション」紹介

2017年9月 4日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部准教授 菊池 です.

2017 年も早くも 9 月に入り,大学もいよいよ後期開始に向けて準備が慌ただしく感じるようになってきました(今年度は 9 月 15 日(金)から後期開始).

後期が始まる前に,ここで今年度前期( 3 年次)「メディア基礎演習II・ビジュアルコミュニケーション」の内容紹介と成果作品を公開したいと思います.

メディア専門演習のなかで私が担当しているテーマが,「ビジュアルコミュニケーション」というものです.
こちらがシラバスになります.

ビジュアルコミュニケーションとは,図や写真,絵画,イラストレーション,映像などで構成されるイメージによって受け手の知覚に直接働きかけるもので,主観的,感覚的,瞬間的で共感性が高い視覚による情報伝達を指します.
本授業では,ビジュアルコミュニケーションのための技術と理論,およびその価値を学びながら,その可能性と多様性を探求するため Adobe Illustrator と Photoshop を用いて自身のアイデアをビジュアルとして制作し,他者に伝えることができるようになることを目標としています.

モノを作るためには,道具を自分の身体のように使えることが大切です.デジタルなクリエイティブの世界でもそれは同じで,創造するためにはまずは技術を身につけることが必要になります.そこで本授業では,大学の PC ルームに設置されている PC と受講生各自が持っているノート PC を併用し,技術的なトレーニングを積みながら,中間課題,および最終課題に取り組み,各自で課題に関する調査・分析を行いながら課題作品を制作していきます.

今年度の中間課題では,「有名人の似顔絵イラスト」を課しました.
その成果作品が以下のようなものになります.

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図.作品例(その1)

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図.作品例(その2)

Kadai04_02
図.作品例(その3)

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図.作品例(その4)

M0115374_02
図.作品例(その5)

M0115216_02
図.作品例(その6)

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図.作品例(その7)

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図.作品例(その8)

これらの作品は,学生各自が表現対象として選定した有名人に対して,「どのような特徴を抽出し」,「どのように表現すれば観ている人に自分の意図したことが伝わりやすいのか」を考えながら制作していきます.
ある場合には,必ずしもフォトリアルではなく,特徴を誇張して表現することによって,情報が伝達しやすくなることもあります.
コミュニケーションとは,そのような「情報の抽出と圧縮・誇張・解凍」の積み重ねによって成り立ちます.それを課題制作を通しながら学んでいきます.

最終課題では,「各自が考えた架空の企業のロゴタイプ・シンボルマークのデザインから,アプリケーション展開まで」を取り組みました.
その成果作品に関しては,また次の機会に紹介したいと思います.


文責:菊池 司

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