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大学院講義科目紹介「幾何形状処理特論」

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鶴田です。

大学院メディアサイエンス専攻の第2クォーターに開講した「幾何形状処理特論」についての記事です。 この授業では、CG研究の最先端の研究論文、その中でも形状モデリングを中心とした論文をみんなで読みあって議論をします。

講義で使用したもののうち一つを紹介します。 今年のSIGGRAPH(最高峰の国際会議)で公開されたKilianらの論文は、紙を糸で引っ張って曲げるための糸の張り方をシミュレーションする方法についてです。これだけ書くと何のことか全くわからないと思いますので、まずは動画を見てください。

動画にあるような曲線で紙を折るタイプの折り紙は、人の手でも折るのが難しく、ましてやロボットが折ることは到底できません。そこで、糸を張り付けて、それを引っ張ることで紙を折ることを考えました。ただし糸を張るパターンは無数にあり得るため、どこを引っ張れば(適切な力が加わって)紙が折れるかはわかりません。そのために正しい糸の張り方をコンピュータでシミュレーションしよう、ということです。

研究で使用した折り紙の展開図が公開されている(リンク先の下部)ので、受講した学生にも折ってもらい、手で折るのも難しいことを体験してもらいました。

この他、面の形に制約のあるモデリング手法や形の認識に関する論文も紹介しました。それらは別の記事で説明しようと思います。

メディア学部 鶴田直也

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