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大学の公式Webサイトの「ユーザビリティ」のあくなき向上のために

2017年10月31日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

いつもはゲームやアニメ,CGなどのお話をしていますが今回はWebについてお話をします.

皆さんはこのBlogを閲覧していただいているということは,東京工科大学の公式Webサイトを訪れたことがあると思います.

どこの大学も同じような内容が記載されていますが,Webサイトのデザインや設計によっては使いにくい,情報が得にくいWebサイトになってしまいます.

特に近年では,PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど様々な視聴デバイスでWebページが見られる時代です.

様々な視聴デバイスに対して,常に適切なデザインで効率的に情報を伝えていくことは大変な工夫が必要です.

そうしたWebサイトの使いやすさについて,大学のWebサイトに特化して調査しているのが,株式会社日経BPコンサルティングによる「全国大学サイト・ユーザビリティ調査」なのです.

最新の調査結果で調査対象となった216校の総合大学の中で,東京工科大学はPCサイト部門で第2位スマホサイト部門で第1位を獲得しました.

2017web

Webサイトの使いやすさ(=ユーザビリティ)を決める要素は多岐にわたります.

どの項目をどのように設計していくかの指標を定めるにあたり,上記の株式会社日経BPコンサルティングの「全国大学サイト・ユーザビリティ調査」の指標をはじめ,いくつかのWebサイトを評価している調査会社の調査項目を参考に,方針を定めて設計しています.

「トップページでは必要なコンテンツまで素早くアクセスできるようガイドできているか」,また「サイトの構成は代都内で迷子にならないような工夫があるか」,「適切な情報にアクセスできるかどうか」,「情報が古くないか」などの基本的な構造や,文字や配色などに対する配慮などが含まれます.

また,スマフォ向けのサイトでは,画面サイズが小さいことや操作性の違いなどに配慮したデザインや,多様な通信環境を考慮した表示スピードなど項目が多岐にわたっています.

東京工科大学では,大学の情報を閲覧する皆さんのために,こうしたユーザビリティの向上を図るために,日々Webサイトを改良し続けています.

私は大学のWebサイトのユーザビリティを向上するための委員会のWGのリーダーとして,気が付けばもう10年にわたり,大学の広報関係者とともに継続的にWebの改良に取り組んできました.
Webページを制作するためのCMS(Contents Management System)などの変更により大幅にデザインを変更したことなどもあり,多少ユーザビリティに課題があったこともありましたが,日々改良を続け,現在のページに至りました.

もちろん,情報を的確に魅力的に発信するためには,こうしたデザイン上の指標をそのまま採用するのではなく,大学の広報のポリシーやどうしても見せたいコンテンツを優先しています.ですので,あえて,上記のようなガイドラインから外れても,採用することもあります.
閲覧するユーザのことを考えて細部にわたりデザインを検討することは,Webというメディアを介して情報を発信するために大変重要なことです.

膨大なデータやコンテンツを,ユーザに提示するためのユーザーインタフェイス(UI)の設計や,操作した結果の体験まで含めたユーザエクスペリエンス(UX)はメディア学部にとっては重要なテーマであり,その改善と追及の結果,このように高い結果が得られたことはまさにメディア学の考え方が社会に生きるということでもあります.

これからも,新しいWebの技術が生まれたり新しいデバイスが生まれることでメディアが変革します.そうした時代においても常に,コンテンツを必要とする人により効果的に提供できるように,日々検討を続けていきたいです.

文責:三上浩司

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