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大学院生がシナリオ執筆支援システムの研究を学会で発表

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メディア学部の三上です

今回は,私の大学院修士課程の学生が「NICOGRAPH2017」で発表した映像コンテンツのシナリオ執筆における「伏線」の設計支援システムについて紹介します.

学部生の研究発表でも紹介した,私が会長を務める芸術科学会が主催するNICOGRAPH2017では,そのまま論文誌に採択される,Journal TrackというプログラムのほかにConference Trackというプログラムがあります.どちらもフルペーパーとその半分程度のショートペーパーがあります.今回の論文はConference Trackにフルペーパーとして採録された論文です.

フルペーパーとして採録されるには,厳しい査読者のチェックを通過する必要があるので,そうした意味では,高く評価された論文であるといえます.

2017nico10

今回の論文は大学院の修士課程1年の橋都君の研究です.シナリオ執筆支援システムは,私の師匠でもある金子満先生から脈々と受け継がれた研究です.

Webシステムを活用した執筆システム「シナリオエンジン」なども開発され,開発者である戀津君は本学で博士号も取得しました.

今回の研究では,これらの先行研究を踏まえながら「伏線」の設計支援を題材にしました.伏線とは「小説・戯曲・詩などで,後の方で述べる事柄をあらかじめ前の方でほのめかしだしておくもの」です.前もってほのめかしだしておく情報のことを「張り」,のちに述べる事柄のことを「回収」と呼びます.

本研究では,映像コンテンツよりも多くの張りと回収が含まれている,「小説」を分析しその張りや回収を分析することで,映画など時間的な制約のあるコンテンツにおいて,その設計を支援しようというものです.

実際に集められた,伏線の張りと回収の情報を,Webで検索・参照できるシステムを構築しました.

2017nico11

実証実験をした結果,支援システムを使うことで,アイデアが出尽くした後でもさらにあたらしいアイデアが生まれることがわかりました.

コンテンツ想像する部分は,経験や感性によるところが多いのも事実ですが,過去の経験を体系化しまとめていくことで,知識の再構築が可能です.
これにより,新しいアイデアが生まれる支援などが可能になります.

メディア学部ではこのような経験知を形式知にしていく研究も進めています.

文責:三上浩司

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