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岸本研究室 2017年度卒業研究最終発表会を開催しました

2018年2月23日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

 メディア学部メディアコンテンツコースの岸本 好弘です。

 2月9日(金)学内にて、岸本研究室 2017年度卒業研究最終発表会を開催しました。4年生8名が口頭発表(15分)を行い、30名を超える教員・学生らが熱心に聴講しました。

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 岸本研究室は『”ゲームの力”で教育・社会を変える』を研究テーマとしています。「能動的に参加して、楽しみながら目標を達成する」という“ゲームの力”をエンターテインメント以外の分野にも広く適用し、「楽しみながら学力を向上させる」「社会問題をスムーズに解決する」といったゲームの可能性を模索しています。

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▲口頭発表の様子

 2017年度の4年生8名の研究テーマを4つの分野に分けて紹介します。

(1) 「ゲームデザイン」の研究2つ
・難易度調整を学ぶゲームデザイン学習ソフトの試作と検証
・視線移動量を用いたアイテム探しゲームのレベルデザインの提案

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▲アイテム探しゲームの画面

(2) 「学習ゲーム(ソフト)」の研究3つ
・数学に苦手意識のある大学生向けの学習ゲームの試作と検証
・ガチャ報酬システムを用いた単語学習ゲームの試作と検証
・シーケンス制御を学ぶ学習ゲームの試作と検証

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▲数学学習ゲームの画面

(3) 「アナログゲーム」の研究2つ
・災害復興についての学習カードゲームの試作と検証
・幼児教育のためのカードゲームの試作と検証

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▲幼児教育カードゲームのカード

(4) 「ゲームUI」の研究1つ
・ディジタルゲームの高齢者向けUIの提案と検証

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▲高齢者向けパズルゲームの画面

 いずれも試作と検証を行ったものです。4年生8名は、口頭発表後の質疑応答もクリアし、みごと全員合格となりました。

 

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▲発表終了後、制作物をもって集合写真

 「ゲームデザイン」の研究2つは、3月に開催される日本デジタルゲーム学会においても発表を行う予定です。
 本研究室は今年で最後となりますが、1年間にわたる卒業研究を通して、「問題意識をもつ」「論理的な思考をする」「検証まで終わらせる」ことを繰り返し伝えてきました。これは社会人として仕事をしていく中でも大切な心掛けです。4月から新社会人となる彼らが、引き続き実践して行ってくれることを期待しています。

執筆記事一覧
http://kishimotolab.org/mediabloglink.html
教員紹介 岸本好弘
http://www.teu.ac.jp/info/lab/teacher/?id=1566

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