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効果音による「あたたかさ」の演出:日本デジタルゲーム学会での研究発表(三上研その1)

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メディア学部の三上です.

3月2日,3日に福岡工業大学において日本デジタルゲーム学会の年次大会が開催されました.

メディア学部からは,三上研究室,渡辺研究室,岸本研究室から9件の発表がありました.

まずは,創成課題で学部3年生の坂本聡美さんが研究した内容の発表について紹介します.

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この研究は「スマートフォンゲームの『あたたかさ』演出における効果音の影響に関する基礎検討」と題して,スマートフォンゲームの効果音の違いによる知覚の差異を調査した研究です.

この研究を発表した坂本さんは先端メディア学,先端メディアゼミナールの履修生で,早くからゲームのサウンドに興味を持ち研究を続けてきました.

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創成課題ではメディア学部の兼任講師の伊藤彰教先生に指導をお願いし,学会発表に向けて研究を進めてきました.

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今回の研究では,スマートフォンゲームに見られる,「タッチすることで『あたたかさ』を演出する場面」に着目し,これに伴う効果音に着目し知覚実験を実施しました.事前調査を元に3種の実験刺激音を準備し,これを組み込んだ実験用スマホアプリを自作の上,被験者25人に対してタッチインタラクションを伴う音の印象評価実験を行いました.

実験結果をWilcoxonの符号付順位和検定の結果,演出上効果的と言える音の属性に違いがあるほか,クロスモーダル現象にあたる事例も確認することができました.

実際にスマートフォンの温度をコントロールしなくても,効果音で「あたたかい」感覚を与えることができる可能性が発見できました.

当日の発表では,大変多くの質疑がゲームサウンドの研究者やゲーム開発の現場の方から寄せられ,大変好評でした.(写真はもじぴったんの開発者の中村隆之さんからの質問の様子です)

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文責:三上浩司

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