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ゲーム企画会議でアイデアをすぐにゲーム画面にするツール?:日本デジタルゲーム学会での研究発表(三上研その5)

2018年3月 9日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

3月2日,3日に福岡工業大学において日本デジタルゲーム学会の年次大会が開催されました.メディア学部からは,三上研究室,渡辺研究室,岸本研究室から9件の発表がありました.

今回は三上研の卒業研究の4年生の小川峻也君が研究した内容の発表について紹介します.

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この研究は「ゲーム制作のブレインストーミングにおけるアイデア可視化システム」と題して,ゲームの企画会議などの場で,瞬時にアイデアを可視化しゲーム画面のイメージをつかむシステムを開発しました.

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ゲーム制作における企画会議を行う際に,各々が出したアイデアを整理し,まとめるためにKJ法を用いたブレインストーミングが行われることが多くあります.本研究はブレインストーミングでのアイデアの可視化を支援することを目的として、アイデアを即時に可視化するツール「TagViz(タグビズ)」を開発しました.

「TagViz(タグビズ)」では,ゲームに登場するようプレイヤーや敵,攻撃方法などをメモしたタグをドラッグするだけでゲーム画面上に出してくれるというツールです.

ツール上では,ゲームの視点や画角などを瞬時に調整できたり,キャラクターの移動速度などを調整することができます.

これで実際のゲームイメージをかなり共有することができるようになりました.

ツールの開発後は,評価実験を行いツールの有用性について考察しました.その結果,本ツールを使用することで使用者が思い描くゲーム設計の可視化とそれに伴ってブレインストーミング中にアイデア創出を促進させることができるという結果が得られました.

文責:三上浩司

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