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情報処理学会第80回全国大会で学生奨励賞受賞

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メディア学部4年生の渕之上風太くんが、3月13日から早稲田大学で開催されている情報処理学会第80回全国大会で行った発表で学生奨励賞を受賞しました。

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渕之上くんの研究タイトルは「分光画像推定による動物の見る色彩のシミュレーション」です。卒業論文のために行った研究で一定の成果があったので、学会発表を行いました。
色(光の波長)に対する視細胞の感度特性は動物によって異なります。動物により違う色の見え方をするということです。この研究では、ミツバチを題材にして花の色がどう見えているのか、仮説をもとに画像を生成しました。
ヒトを含む動物は眼の中に多数並んだ視細胞によって受けた光の強さを感知します。ヒトやミツバチの場合、波長に対する感度特性が異なる3種類の視細胞があります。
ヒトは、短い波長(青)を強く感じる視細胞、長い波長(赤)に敏感な視細胞、その中間の波長(緑)に敏感な視細胞の3つを持ちます。それに対してミツバチが持つのは、紫外線・青・緑にそれぞれ敏感な3つの視細胞で、短い波長の方にずれています。ヒトは紫外線が見えず、ミツバチは赤が見えません。

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3つの視細胞受光感度の波長特性(上:ヒト、下:ミツバチ)

渕之上くんの研究は、簡単に言うと、ある人の視細胞があるとき突然ミツバチの視細胞に置き換わったら、脳はどのように認識するか、という仮想実験です。結果だけをお見せすると、クロッカスの花を人間が見た場合とミツバチが見た場合とで見え方は次のように違ってきます。

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クロッカスの花の見え方(上:ヒト、下:ミツバチ)

一般に、研究テーマや成果には「新規性」「有用性」が要求されますが、根底にはそもそも研究者がそのテーマを「面白い」と思うことが大前提としてあります。今回の研究は、すぐに何かの役に立つわけではないですが、人類の知見の拡大(大げさですが)に少しは貢献するという意味で興味深いと考えています。
メディア学部 柿本正憲

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