友人の才能を指摘
2018年4月 5日 (木) 投稿者: メディア技術コース
昨日、東京工科大学の入学式が行われました。
メディア学部新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
言い方を変えると、自分がほかの人に比べて何が得意なのか、日ごろから敏感に察知してほしいのです。自分はそんなに才能はない、と思う人は、あまり大袈裟に考えるのをやめましょう。ちょっと人よりうまくできること、何か自分にもあるはず、ぐらいに気軽に考えてください。
自分はいつも普通にできていることが、実はほかの人からは、結構得意なんだな、と見えていたりします。本人はいつもやっているので、すごいということに気づかないわけです。
何人かの人がそれぞれ同じ課題に取り組み、だいたい同じ成果が出たとします。みんなが「案外時間かかったよ」と口をそろえて言っています。でも実は自分はそんなに時間かからなかったし苦労せずにできた。それは得意なことである可能性大です。その課題の分野が向いているのかもしれないし、課題をこなす作業の種類が自分の得意技なのかもしれない、そのように考えてほしいです。
メディア学部の中では、友人同士、何が得意か伝えてください。ちょっと気恥しいかもしれないですが「お前って結構これできるよね」と直接言うのもいいし、「あいつはこれ得意だよな」とか「○○が、お前のことよくできるし作業も速いって言ってたよ」でもいいと思います。ポイントはなるべく具体的に指摘することです。そういうことを話すのが学部全体で風潮になるといいですね。
あと一点だけ、自分に向いていることを精度よく知る方法があります。簡単ですが、ある意味難しい方法です。それは両親にたずねることです。あなたが生まれた瞬間から今まで20年近く、親は「この子は何の才能があるだろう」という目で見てきています。その過程で、これは向いてないな、とか、こういうことが得意だな、などと親は真剣に考え続けてきています。で、普通は本人にはあまり言いません。あなたの方から何かの機会に、どんなタイプの職種が向いているか、みたいに軽く聞いてみるといいです。あなたのご両親は客観的な一つの答えを持っていると思います。
メディア学部 柿本正憲
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