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「ホラーコンテンツの魅力を高める血塗りの手形制作支援」(三上研芸術科学フォーラム学生発表その4)

2018年5月19日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

連続掲載も4回目を迎えました.
今年の3月に私が会長を務める芸術科学会のほか,4団体が合同で開催する,映像表現・芸術科学フォーラムにおいて,創成課題学生1名,卒業研究8件,大学院生2件が発表しました.

今回紹介するのは,映画やゲームなどのホラーコンテンツに欠かせない,血塗られた手形についての研究です.

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 この研究テーマを実施していたのは卒業研究室の宮脇君.

 映像制作に興味を持って,様々なプロジェクトに参加しただけあって実に目の付け所がマニアックです.ホラーゲームでは,襲われた人などが逃げたり殺人鬼の痕跡だったりと,血塗られた手形が登場することがあります.こうした痕跡を品質高く作るためには,実際に人に血糊をつけて手形を作り,それをそのまま撮影したり,コンピュータに取り込んで加工したりします.しかしその場合には,年齢や性別手の特徴などさまざまなバリエーションを持たして作ることが大変です.そこで,そうした支援をしようという研究です.

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 まずは,いろいろな手形のバリエーションを集めるために,同じ要領で様々な人にお願いをして,手形を取っていきました.そこで個人ごとの特性や,実際に人が触れるとどのように手形が残るのかを分析しました.

 そして,個人の差異を表現するために,個体差を出すためのパラメータや独特の表現をするための処理フローを構築しました.それらをツール化して,効率的な手形を生成するための手法を確立しました.

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 非常に細かな貢献なのですが,このような細部に至るまで意識を持つことはコンテンツにとって大変重要です.力技だけでなく,技術の力もうまく生かして制作を効率化することができるのもメディア学部の特徴です.近年ではテクニカルアーティストとしてこうしたツールを自分で開発したりそれを使って表現する職種への需要も高まってきています.

 実は宮脇君も卒業後はアニメ制作会社のCG部門で働いています.メディア学部で身に着けた,調査分析力と,それを具現化する力をぜひ発揮して,産業界の発展に寄与してほしいと思います.

文責:三上浩司

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