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新任のごあいさつと、多様性の時代について(メディア学部 藤崎実)

2018年5月18日 (金) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、はじめまして。

この4月からメディア学部社会コースに着任した藤崎実です。

今後は、広告クリエイティブ、広告コミュニケーション、デジタル・マーケティングなどの分野で研究指導を行なっていく予定です。今日は初めての登場ですので、私の自己紹介をします。

まず私の経歴ですが、長年、広告会社でクリエイティブ職に携わってきました。最初はコピーライター、CMプランナーからはじまり、その後、クリエイティブディレクターになりました。

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さて、難しいカタカナの職種が次々と出てきたので、何のことか、さっぱりわからないかもしれませんね。

そうなのです。広告クリエイティブの仕事は、一般に世の中に知られていないのです。しかし、一旦、広告の存在に気がつくと、私たちの身の周りにいかに広告が溢れているかに気づきます。みなさんの好きな企業やブランド、あるいは毎日買っている商品には広告が存在し、みなさんに多くのメッセージを投げかけています。

企業から生活者へメッセージを伝えるためには、いったいどうしたらいいのか。

そこには、みなさんがびっくりするほど、多くのアイディアと知恵と工夫が込められています。広告のあり方そのものも、どんどん進化を続けています。世界中の広告人が考え抜いた工夫からは多くのことが学べます。

日本の広告会社だけでなく、外資系の広告会社でも仕事をしてきました。インターネットやソーシャルメディアの発展にも早くから着目してきましたが、2011年からはソーシャルメディア業界のベンチャー企業で、クライアント企業と一緒にマーケティング活動を行なってきました。

研究者への道は、2007年に、とある研究者の方からお声がけいただき、日本広告学会のクリエーティブ委員になったことがきっかけです。今では、いくつもの学会に参加。発表やお手伝いを行なっています。クチコミマーケティングにも取り組んでいます。

そうした全ての経験をいかすべく本校に着任したわけですが、まあ、雑多と言いますか、一言では言えない経歴が私の特徴というわけです。

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今や多様性の時代です。ひとつのことを深めるのも大事ですが、多様性も大事だと本当に思います。いや、ひとつのことを深めたら、次は多様性に向かうべきだと私は思います。それはきっと私にとって武器になったように、みなさんにとっても武器になることでしょう。

これからよろしくお願いいたします。(メディア学部 藤崎実)

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