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150%の使い道

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メディア学部の渡辺です。こんにちは。

学生というと「とても自由な立場」と考えている人は多く、社会人に比べるとずいぶん余裕のある生活をしているように言われてしまうことがあります。実際のところ、自由であるということについてはその通りだと思いますが、大抵の学生は日々に余裕がなく大変忙しい毎日を過ごしているように感じます。

学生達が多忙なのは、自由であることがまさにその理由です。多くの学生は大学生になると本格的にバイトをしていく人も多くなりますし、サークルに入って仲間との活動を楽しむこともできます。また、メディア学部ではプロジェクト演習などの講義以外の演習も盛んで、こういった勉学に励む学生も少なくありません。

これらはどれも学生にとって魅力的(あるいは必要)な活動であり、ついついあれもこれもと手を出してしまいます。そうすると、一つ一つはそれほど大きな負担ではなくても、全部合わせると膨大な分量となってしまい、結果的に非常に忙しい日々を送ってしまうというわけです。

私は大学教員になって20年近く、多くの学生を見てきました。その結果、一人あたりのキャパシティーは大体「150%」くらいであるという法則を見いだしています。これは、学生の活動を大きく「勉強」「バイト」「趣味」に分けたときに、学生一人が同時に行える活動の合計値です。この中の「勉強」というのは通常の講義科目だけでなくプロジェクト演習のような課外活動的なものも含みます。また、サークル活動は「趣味」の範疇とします。あとは、「150%」をどのように配分するのかということになります。例えば「勉強を100%、バイトを50%」というような感じになります。勉強もバイトも趣味も、全てをやりたいということになると、大体は全てが 50% ずつという配分になり、どれも中途半端になってしまっているように見受けます。

様々なことを体験して知見を得ていくというのはとても大事なことで、できるだけ多くのことに積極的に挑戦してほしいとは思います。しかし、一つのことに集中して打ち込むこともまた大事なことです。結局、どのように大学生活を送るのかは当人の「自由」なわけですが、なんにしろ学生には有意義な在学期間を過ごしてもらいたいと願います。

渡辺大地 (メディア学部准教授)

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