大学院授業 ソーシャル・デザイン特論
2018年6月28日 (木) 投稿者: メディア社会コース
2015年に国連による持続可能な開発目標アジェンダ2030(SDGs)が採択されましたが、本学でも長年サステナブル社会の実現と社会に貢献する人材育成を理念に掲げています。SDGs2030は、世界の貧困、教育、環境や、持続可能な街づくりなどを含めた目標17項目と169のターゲットにより成り立っています。
大学院科目、ソーシャル・デザイン特論では、持続可能な社会の実現のためのアイデア、プロセス、ビジネスや社会システムをデザインすることをテーマに扱っています。そもそも、
ソーシャル・デザインとは、より良い社会のためのプロダクトデザイン、として捉えられてきましたが、近年、広義の意味において使われるようになってきました。
例えば、より良い社会のためのプロダクトデザインだけでなく、社会システムや、IT技術などを駆使した新しい、社会を築いていくことまで指すようになりました。いずれも、産学官、そしNPO、NGOや市民レベルでの連携が不可欠です。その為にも斬新なアイデアや、 課題解決に向けたデザインが重要です。
ソーシャル・デザイン特論では、広義における、デザインの定義、近年話題となっている デザイン思考の様々なアプローチについて、グローバル課題とデザイン思考の応用、コミュニティデザイン、そしてソーシャル・デザインの成功事例について学びます。
最終発表では、グループでSDGsに関連した課題を選び、解決に向けたデザインを提示しました。今年は、”タイのゴミ問題の解決とデザイン”や”中国の農村部と都市部との教育格差の是正の為のIT活用”などがテーマに上がり、充実した議論で盛り上がりました。
文責:飯沼瑞穂
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