2018年3月に卒業された卒業研究「プロダクトデザイン」の皆さんのポスター紹介 その4
2018年7月 8日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
梅雨が明け、暑い日が続いた後に、また雨の日が多くなるなど、目まぐるしく天気が変わっていますが、4月から社会人としてスタートした卒業生たちは、そろそろ落ち着いて仕事に取り組めるようになってきたかと思います。
さて今日は、橋本さん、畠さん、林さんのデザイン提案を紹介します。
橋本さんは、おろし金を使用する時の危険性や使用後の洗浄面での問題を指摘し、おろし金は調理用具としてのニーズは高いにもかかわらず、家庭における所有率が低くなっていることを確認しました。このことを踏まえ、直接的に刃の部分に接することなく使用でき、パッケージを振るようにして洗浄できる回転式のおろし用具のデザイン提案を行いました。
畠さんは、DIYを趣味とする人が増加していることに着目しました。そして、ほとんどの人は時々使用するが本格的な工具は不要で、かつ、必須の工具は欲しいという人が多いことを確認しました。このことを背景に、安全・手軽・多機能をアドヴァタイジングスローガンとして掲げられるような製品として、未使用時には収納してキューブ型になるマルチツールのデザイン提案を行いました。提案物は3Dプリンタで出力し、現実感の高い提案になりました。
林さんは、スマートフォンの普及に伴い、その使用をサポートする製品も増加中であることに着目しました。サポート製品のニーズは若い女性に多いことを調査で確認し、使って欲しいユーザーを10代・20代の女性とし、親指に装着することで誤操作や操作疲労を軽減させる操作補助具をデザイン提案しました。提案物は3Dプリンタで出力し、操作性向上の確認も行いました。
メディア学部 萩原祐志