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7OSMEで研究発表してきました

2018年9月27日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

鶴田です。

9月5日から7日まで第7回折り紙の科学・数学・教育国際会議(7OSME)に参加してきました。4年毎に開催される(オリンピックのような)国際会議であり、今年はイギリスのオックスフォードで開催されました。

Fig1

折り紙と聞くと日本人ばかりでは、と思うかもしれませんが、折り紙に内包される数理やそれを応用したメカニズムについての研究は、日本よりもアメリカが力強く進めていると言っても過言ではありません。他の分野にもれず、中国からの参加者も多く見られました。

この学会では折り紙に関係する様々な研究が発表されます。テーマとしては数学と工学が中心ですが、折り紙の教育における活用事例から折り紙を発展させたアートまで幅広く取り扱います。セッションの一例は下図の通りですが、4並列で行われるのでどのセッションを聴講しようか迷ってしまいます。

Fig2

私は、ユニット折り紙の基本構造としてよく用いられる「デルタ多面体」の設計システムについての発表をしてきました[1]。 ユニット折り紙はあまり体系的な研究がされていないのですが、発表後に創作家の方々ともお話しでき、非常に有意義な時間がとれました。

Fig3_2

[1] Naoya Tsuruta, "An Interactive Design System for Deltahedron-based Modular Origami", in Origami^7, vol.3, pp.1009-1016, 2018.

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