8/26オープンキャンパス参加レポート by新任・森川 第一回:メディアコンテンツコース編
2018年9月 4日 (火) 投稿者: メディア社会コース
皆さんこんにちは、メディア学部・新任の森川です。
ついに今年度最後の、そして平成最後のオープンキャンパス(OC)が終了しました。
本年度、八王子キャンパスでは計4回のOCが開催され、私はそのすべてに参加しました。
最初の6月のOCは曇天でしたが、2回目の7月のOC以降は晴天に恵まれ、8月のOCは記録的な猛暑となりました。
8月26日も何と最高気温37度の暑さでしたが、たくさんの皆さまにご来校いただき、心より感謝いたします。
(灼熱でした…)
今回もOCのレポートを三回に分けてお届けします。
東京工科大学に興味がある皆さん、そして来年のOCには是非参加したいと思っている高校1、2年生の皆さんは予習(?)のためにも是非ご一読くださいませ。
9:30に受付開始。
開始時刻から東京工科大学マスコットの「こうかとん」がお出迎えしていました。
可愛らしいこうかとんに私の目も釘付け。
何人かの人は、一緒に記念写真を撮っていたようです。
受付後、来校者の皆さんは片柳研究所・地下1階の視聴覚ホールで、学生スタッフよる本日のOCの見どころなどの説明を受けます。
10:30からは会場を4Fに移し、柿本学部長による学部説明会が行われました。
今回もメディア学部の説明会には大勢の方々がご参加くださいました。
学部説明に続き、今回のOCでは菊池司教授の模擬授業を開催。
CGをご専門とする菊池先生は冒頭、
「CGというと映画やゲームといったエンタテインメントを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は医療分野等でもなくてはならないものになっています。だから、CG=娯楽、というイメージに縛られないようにして欲しい」
というお話をされました。
CGに対する認識が変わった保護者の方々も多かったのではないかと思います。
さて、ここからは会場ごとに各ブースのレポートをしていきたいと思います。
まず、メディアコンテンツコースから。
今回は計6件の出展がありました。
【片研4F】
■ 最先端のゲーム制作と開発技術研究(担当教員:三上・安原・兼松)
学生が作ったゲームを体験型展示しているこのブース。
水晶の大群を操ってドラゴンを倒す「Slash Crash Crystal」、合成攻撃でゴーレムたちを蹴散らす「ROBMENT」、3Dキューブを回転させてハリネズミを木の実に導く「Pazzds」、そしてえんぴつのキャラクター“ペンシー”を操作して持ち主の元に帰る「ペンシーのだいぼうけん」の4つを楽しむことができました。
■ 音と映像のコラボレーション(担当教員:伊藤(謙)・伊藤(彰))
今ではなかなかお目にかかれないアナログシンセ。
デジタルネイティブ世代にとってはピンと来ないかもしれませんが、デジタルシンセも当然、アナログシンセを下敷きにしてできあがっています。
YMOやクラフトワークの作品はアナログシンセで作られているのだとか(知りませんでしたー)。
音色を作るとは、音の色を混ぜ合わせるようなもの。
どの色とどの色を組み合わせると何色ができるか。
そういう、アナログならではの音響工学の原初の部分を学ぶことができる貴重な体験ができるブースでした。
【片研5F】
■ バーチャルキャンパスツアー(担当教員:菊池)
模擬授業をされた菊池先生の研究室のブースでは、菊池先生に代わり、研究室の学生がプロシージャルアニメーションや研究紹介のプレゼンを行っていました。
高校生や保護者の方々が熱心に耳を傾けていらしたのが印象的でした。
プレゼンの最後には、第20回文化庁 メディア芸術祭・エンターテインメント部門審査委員会推薦作品」を受賞した菊池研制作作品「Contents Design Science」の上映がありました。
GoProを6つ使った360°カメラで撮影したそうですよ。
■ 物体内部の観察技術(担当教員:加納)
CTを使って物体の内部を可視化する技術と力覚デバイスを連携させ、魚をさばく練習や医療系のトレーニング等に応用する研究を行っているそうです。
力覚デバイスを用いるという部分が斬新で、例えばプリンのぼよんぼよんという感触が本当に手に伝わってくるとか。
非常に興味深い研究内容でした。
【研究棟C】
■ 次世代コンテンツ研究紹介(担当教員:椿)
ドローンによる空撮映像を見た際に生じるベクション(静止している人間が、視覚情報によって自分が移動しているような感覚に陥る現象)についての研究紹介がありました。
ドローンは飛行機やヘリコプターでの空撮ではできないカメラワークができるため、どのようなカメラワークだとベクションが生じるのかを研究しているそうです。
他にも様々な研究報告が行われていました。
■ 卒業研究・大学院研究紹介(担当教員:伊藤(謙)・伊藤(彰))
伊藤研所属の菊地英斗君(4年)は、「機械学習を用いた音楽生成のための音楽情報符号化方法の研究」と題し、ジャズ音楽を自動生成するシステム構築の研究をしているとのことでした。Ron Millerが著作で述べているジャズの特徴的な音階をベースに、音楽の符号化に取り組んでいるそうです。
いつか機械とジャズセッションできる日が来るかもしれませんね!
以上、メディアコンテンツコースの出展レポートでした!
次回はメディア技術コースの出展レポートをお届けします。
(メディア学部 森川 美幸)
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