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AIの発展とメディア学部

2018年10月22日 (月) 投稿者: media_staff

技術コースの羽田です.
近年,ビッグデータやAIといったキーワードがマスメディアに非常に多く登場するようになっています.
これらのキーワードでは「機械学習」や「データサイエンス」といったコンピュータサイエンスの中核にあたるキーワードがたくさん出てくるようですが,メディア学部でもこれらのキーワードは重要なのです.
現在の人工知能ブームを支えているのはディープラーニングを中核とする機械学習分野ですが,この機械学習では,人の考えたアルゴリズムではなく,人の与えたデータに基づいてプログラムが自律的に学習するというプロセスを経て結果を導きます.
このとき,人間が想像しないような結果が導き出されることが起きることになるのですが,そのときの理解の助けになるのが情報の可視化です.どのようなプロセスで情報が処理されているのか,どんなデータが入力されてどのようなデータが出力されたのか,こういったものを一つ一つ検証するのは非常に困難なので,ある意味大雑把に,ある意味大局的な観点から情報をCGなどのように人間がわかりやすい形で見せる必要があります.このようなプロセスがなければ,AIの算出した結果といえどもくじ引きとかわらない「なんだかわからないけど良さそうな結果」にしかなりません.
我々のメディア学部ではこのような情報の可視化やCGについての研究が多数行われています.人工知能が広がるに従い,このような「人工知能で何がおきたか」を「可視化」する技術というものの重要性は増してくることでしょう.
(はだひさかず)

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