韓日大学3+1マッチング会に参加しました.
2018年10月31日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
2018年10月31日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
2018年10月30日 (火) 投稿者: media_staff
2018年10月29日 (月) 投稿者: メディア社会コース
こんにちは、森川です。
4月に着任して、早いもので半年経ちました。
前期の終わりに、我が研究室にも13人の3年生が配属となり、後期からは毎週金曜日に「創成課題」の授業をしているのですが、先日の授業で講読した学術論文の中に、“高コンテクスト文化”と“低コンテクスト文化”に関する記述がありました。
皆さんは“高コンテクスト”と“低コンテクスト”の意味をご存知ですか?
“高コンテクスト”とは、実際に言葉として表現された内容よりも、言外の意味を察して理解するコミュニケーションの取り方を指します。
言わば「空気を読む」言語文化で、極端な例は我らが日本語だと言われています。
“低コンテクスト”とはその逆で、言葉にした内容のみが情報として伝わるコミュニケーションです。
ですから、「言わなくてもわかるだろ」は通用しません。
この言語文化の極端な例はドイツ語なのだそうです。アメリカやカナダなど、移民の多い国は低コンテクストの傾向が強い気がします。
日本語のような高コンテクストのコミュニケーションは、相手も自分と同じ価値観や常識を共有しているという認識がないと成り立ちません。
つまり、それだけ我々には共有意識が強いということでしょう。
これには良い面もあるとは思いますが、一歩間違うと「価値観の押し付け」や「余計な配慮」を生んでしまいます。
例えば…
私の住んでいる町には、面白い名前のカレー屋さんがあります。
人気作家の小説にも登場するような有名店です。
そのお店でカレーを注文すると、何と、男女でライスの量が違うのです。
男性のお客さんには女性のお客さんの1.2~1.5倍くらい量があるのです。
注文の時にライスの量の好みを聞かれるわけではありません。
男なら、女なら、と、自動的に店側が「配慮」した量で出てくるわけです。
大食いの友人(女性)は、最初それに気付かず、いつもわざわざ別料金で大盛にして注文していたそうです。
しかしある時、男性と二人で来店した際に、大盛にした自分のカレーの量と、普通に注文した男性のカレーの量が同じくらいなのに気付き、仰天。
確認してみると、何と店側が男女で「男盛り(おとこもり)」、「女盛り(おんなもり)」と区別していたことが発覚したのです。
店側にとっては、女性はあまり量を求めていない、男性は量を求める、だからお客さんから言われるまでもなく、良かれと思って最初から男女に合わせて適切な量を出している、という、まさに“高コンテクスト”な「察し」の文化があったものと思われます。
しかし、その「男らしい量」、「女らしい量」という店側の常識の、ある意味乱暴なカテゴライズの枠外にいる人への配慮は一切ありません。男性だってたくさん食べられない人はいるでしょう。女性だからというだけの理由で少ない量を出され、大盛料金を払い続けていた私の友人なんて、性別を理由に損をさせられていたと言ったら言い過ぎでしょうか。
もちろん“高コンテクスト”文化を全面否定するつもりはありません。
しかし、勝手な決め付けや判断で、言葉にして相手に聞くことなく、アクションを起こしてしまうと、時に大きな誤解や反感を生んでしまいます。
日本は“高コンテクスト”な文化圏であるという認識を持ち、自分が常識だと思っていることが、果たして本当に他人にとっても常識なのかを疑ってみること。
多様性が尊重される社会の実現のためにも、とても重要なことなのではないかと思います。
※ 画像のカレーと文中のお店とは一切関係ありません。
(メディア学部 森川美幸)
2018年10月28日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
鶴田です。
GRAPHTEC社のカッティングプロッタ「CE LITE-50」を導入したので動かしてみました。
そもそもカッティングプロッタとは何か知らない人も多いのではないでしょうか。この装置は、カッターの刃が取り付けられたプリンタのようなもので、紙を前後に送りながら刃を上下左右に動かすことで、線画のデータにしたがって紙をカットすることができます。主に転写シートやポップアップの切り抜きなどに使われるようです。
しかし、これを導入した大きな目的はカットではありません。実はカットラインを破線にしたり刃の出す量(切り込みの深さ)を調整したりすることで、紙に「折り目」をつけることができるのです。
この機能を使用して、よく知られた折り紙作品のコピーを作成してみました。特に、曲線の折り目を手作業で正確につけることは難しいので、カッティングプロッタがとても役立ちます。
右上と左上にあるのはErik Demaineによる円形と四角形の蛇腹折りです。中央の丸い球体はORI-REVOという折り紙設計ソフトウェアでデザインしたもの。写真下部にあるものは、よく知られた折りパターンの一つで、風船の基本形を敷き詰めたものです。紙を折るだけでこんなに色々なカタチが現れるのはとても面白いですね!
2018年10月27日 (土) 投稿者: メディア技術コース
2018年10月26日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
いろいろな分野で国際会議が開催されていますが、今回は、可視化に関する国際会議についてお話します。
可視化に関する最も大きな国際会議であるIEEE Vis 2018が、2018年10月21日~26日までドイツのベルリンにて開催されています。
日曜~月曜日は、主に、チュートリアルやワークショップ、火曜日~金曜日が本会議になります。この1週間は、世界中の可視化研究者が同じ場所に集います。
私がはじめてIEEE Visualization(当時はちょっと名前が違いました)に参加した1997年は、400名程度の参加者でしたが、今年は、なんと1200名を超えたそうです!
可視化研究の広がりを感じます。
ですが、日本の可視化研究者は世界に比べてまだまだ少ないのが現状です。
少しでも多くの学生さんに興味を持ってもらえるようにしたいですね。
*3年生後期には「情報可視化」という授業があります。
2018年10月25日 (木) 投稿者: メディア社会コース
2018年10月24日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
こんにちは、メディアコンテンツコースの佐々木です。「工科大パワスポ」シリーズ第3回目の投稿です。
2018年10月22日 (月) 投稿者: media_staff
2018年10月21日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
第18回ビジュアル情報処理研究合宿(VIP合宿)が2018年9月22日から24日まで埼玉県県民活動総合センターで開催されました.すでに18回を数える伝統のある学生主体で実施する合宿です.この合宿には,ビジュアル情報処理分野における技術革新に伴い、画像処理や CG などにとどまらない多様な研究分野の発表があります.
2018年10月20日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
アイルランドにありますアルスター大学のポール・シーワイト教授(芸術人文社会学部長・写真家)と Erli Zhou先生が昨日訪問されました.写真・アニメーション分野において研究協力、交換留学のできる日本の大学に興味があるとのことです.
アルスター大学(University of Ulster)
https://www.ulster.ac.uk/
シーワイト教授(Prof.Paul Seawright)
https://www.ulster.ac.uk/staff/p-seawright
http://www.paulseawright.com/
2018年10月19日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
この2つのモンキーの写真を見てください。上はCGソフトで作成した画像です。下は、そのCGデータを使って、3D プリンターで出力した立体です。(色付けは、私が手作業でやりました)
前者はデータによるモンキーで、後者は実物として存在するモンキー。別の言い方をすると、前者はサイバー・モンキー、後者はフィジカル・モンキーと言うことができます。
いままでは、サイバーな世界とフィジカルな世界は、別々に存在するものでした。しかしいま、この「サイバー」と「フィジカル」がお互いに融合し、補い合うことで、新しい世界が生まれようとしています。
たとえば上の写真を見てください。今年、Appleが発表したARKitの新機能を使って、フィジカルなモンキーを、サイバーなモンキーとしてデータ認識した状態を表しています。こうした機能を活用すると、現実世界とデータの世界をつなぐことができるのです。
インターネットやサーバーに存在するビッグデータと、現実の世界が重なりあった、新しい経済価値や、流通システムが始まると世界は大きく変わります。たとえば、トラックの運転手が輸送路の情報をAR(拡張現実)として見ながら運転をしたり、医療現場ではAIを用いた問診や診断が行われる、建築現場では3Dの設計データを重ねて見ながら作業をする。こうしたことが可能となるのです。
こうしたアイデアは「インダストリー4.0」と呼ばれ、ドイツでは、これからの産業界をリードしていく重要なコンセプトとして位置付けられています。実社会にあるフィジカルなモノ、交通、経済などが、サイバーなデータによって支えられることで新たな価値を生み出し、より効果的で安全な社会を作り上げるのです。
メディア学部では、VRやARといったサイバーな世界の研究と、実際にモノやシステムを作るフィジカルな研究の両方が存在しています。まさにこれからの「インダストリー4.0」のコンセプトを牽引していくような研究が生まれることでしょう。
みなさんも、こうした新しいムーブメントの波とともに
メディア学部での研究にチャレンジしてみませんか?
2018年10月18日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部にマレーシアからお客様がいらっしゃいました。
メディア学部・次世代ブロードキャスト研究室に所属している、ズルヒルミ・ハズィムズル君( ニックネーム:ヒルミ君 )のご両親が来日中に八王子までご挨拶にきてくださったのです。テリマカスィ(マレー語でありがとう)!
ヒルミ君は、マレーシアと日本の間で提携されている、MJHEP の留学プログラムの留学生です。MJHEPは、マレーシアの財団と日本政府・日本の大学が協力することで運営されています。
このプログラムでは、大学二年生まで、専門科目の他に日本語を徹底的に勉強します。その後、提携する日本の大学に三年次から編入するというものです。マレーシア全国から、日本での勉強を志望する優秀な学生が集まります。
メディア学部には、ヒルミ君の他にも、このプログラムで留学中の学生さんが三名活躍中です。映像作品制作などでは、日本人とは違う、ウェットで豊かな感性を発揮して素晴らしい作品を作ってくれたりします。
ヒルミ君は現在四年生。卒業論文のテーマは「日本の各地に残る明治維新の名残り」です。せっかく日本で勉強しているので、日本でなくては出来ないテーマを、と決めたそうです。
これからも、メディア学部にマレーシアの優秀な学生さんが沢山来てくれることを願っています。
2018年10月17日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさんこんにちは。メディア学部のブログサイトにようこそ。今日も前回に続いて、東京工科大学キャンパスにある、自然のパワースポットを紹介します。
この写真は、八王子キャンパスにある教室( 6階 )の窓から撮影したものです。15Mくらいの高さで、ちょうどこの大木のてっぺんが見えています。さて、なんの木でしょうか。
この大木は、メタセコイアといって、なんと6500万年( 恐竜が絶滅したすぐ後ですよね )頃から北半球に分布していた、とても古い樹木なのです。新生代の地層から出る化石でしかみられなかったものですが、1945年に中国の四川省で生きている状態で発見されたのです。だから「生きた化石」と言われています。
いまでは、公園や並木道に植えられて、日本ではポピュラーな樹木となりました。遠くから見てそっくりな「ラクウショウ( 落羽松 )」という木もあります。近くで見ると葉のつき方が違うのがわかります。
東京工科大学・八王子キャンパスには、このメタセコイアが三本だけあります。その三本が、なんとメディア学部の研究棟と実験棟の目の前に、三本並んで、そびえているのです。すごいでしょうメディア学部。さっき言ったように、実験棟からは、この凄い大木のてっぺんを間近に観察できるのです。
メタセコイアの大木の近くにある教室で演習などをしていると、なぜか元気で健康な気分になってくるようです。やはり、かなりパワースポットでしょうか。
メディア学部での研究に興味を持ってくれている高校生のみなさん。もし、実際に入学されることになったら、是非この三本並んだメタセコイアの大木を探してみてくださいね。
メディアコンテンツコース
佐々木和郎
2018年10月16日 (火) 投稿者: メディア技術コース
少し前になりますが、10月の7日、8日に大学祭があり、当研究室は研究紹介を展示いたしました。これは例年行っているのですが、研究成果をポスターにまとめたものによる説明と、可能な限りデモをお見せしています。今年度は研究の進捗が思うように進められておらず、その場でデモを実行することが難しいグループも多くあったのですが、学園祭は一般の方から研究に対するコメントを頂ける重要な機会であるので、それができなかったところは残念でした。
本研究室では、いろいろなインタラクティブなシステムをデザインすることを行っています。インタラクティブといってもゲームのようなものではなく、例えば室内の会話が部屋の壁に表示されていくものや、手で映像の果物を絞るようにするとジュースが注がれるドリンクサーバーなど、人の日常的な行為や行動に反応する仕組みをデザインしています。
2018年10月15日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
今年も「WRO ロボコン」の全国大会が開催されました。「WRO ロボコン」とは、玩具のレゴを使った、ロボットコンテストです。MindStorm(マインドストーム)という、ロボットプログラムキットを使って競技をします。
全国から、小中高の強豪校が集まり、日頃のプログラムの腕を競い、難しいコース課題に挑戦します。特に小学生チームの活躍は、見ていて可愛いだけでなく、将来とても楽しみです。未来のロボットエンジニアですからね。
東京工科大学・インターネット放送局「インテブロ」では、毎年この「WROロボコン全国大会」を取材し、大会の様子を映像配信しています。
今年は、開催会場が金沢の医王山スポーツセンターということで、初の遠征ともなりました。インテブロの中から、選りすぐりのメンバーで映像配信チームを派遣しました。
当日配信された映像は、YouTube Liveのサイトで見ることが出来ます。現地では、金沢テレビのスタッフや、映像技術会社のプロカメラマンと合同チームとなりましたので、インテブロの学生スタッフにとって素晴らしい勉強ともなりました。
東京工科大学メディア学部では、このように、社会的イベントに参加することで「実学」としてのメディアを学ぶことができます。
この記事を読んでくれた、高校生のみなさん。
メディア学部で、こうした社会貢献の体験をしてみませんか?
メディアコンテンツコース
佐々木和郎
2018年10月14日 (日) 投稿者: メディア社会コース
さる10月6日(土)、東京大学情報学環福武ホールで2018年度情報文化学会第26回全国大会が開催されました。
会場の福武ホールは、建築家の安藤忠雄氏が設計したもので、赤門をくぐってすぐ左にあり、本郷通り沿いに面しています(個人的にはかつての鬱蒼とした木立に覆われ、すぐ隣の本郷通りの喧騒が嘘のように遮断されていた頃の方が好きです)。当日は、晴天に恵まれ、休日ともあって、構内を散策する人たち、観光客の姿も目立ちました。
情報学環福武ホール(筆者撮影)
さて、今回は、筆者のゼミ生4人(本学卒業研究/経済経営調査研究プロジェクト)が口頭発表を行うことになりました。これで当ゼミでは、すでに学会報告を終えている7人と合わせて11人になります。また当日多くのゼミ生諸君が、受付、会場の設営、時間管理など、今回の運営を手伝ってくれました。発表者ならびに発表題目は以下の通りです。
セッション「情報文化と地域」座長:東工大H先生
I君「アニメの聖地巡礼による地域振興について」
Mさん「音楽ビジネスと地域復興」
セッション「メディア産業」座長:法政大学M先生
Y君「週刊少年漫画雑誌に関する研究」
Mさん「CD/DVDにおける特典物の現状と課題」
いずれの諸君も、大学院生や教員等第一線の研究者が発表を行う中で、20分間の口頭発表を正確に、堂々と行っていました。10分間の質疑も落ち着いて答えていました。各座長の先生方やフロアの方からは、建設的なコメントをいただき、今後研究を進めていく上で多くのヒントが得られました。大変緊張した面持ちで報告に臨んだゼミ生達でしたが、安堵感とともに、達成感と充実した表情が印象的でした。
(メディア学部 榊俊吾)
2018年10月13日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
松は、まさに日本の樹木を代表する木ですね。松竹梅といって、いずれも清らかで正しくおめでたいことの象徴にも使われる樹木です。能舞台の背景に描かれる「松羽目」の松は、人間世界と隔絶した悠久の時間を表しています。
東京工科大学の八王子キャンパスでは、この松の木を沢山見ることができます。キャンパス中央の芝生に覆われたスロープに松の木が林のように整然と並んでいます。よく見ると、みなそれぞれ違った樹形をしています。
そのうち一本の松を水彩画にしてみました。「斜形」と言うのでしょうか、少し傾いた形に育てられています。まっすぐ育ったものもあれば、この木よりももっと斜めに、地面を這うように育ったものもあります。日本庭園を造園する時には、池のほとりに植えられて、水の上に枝を伸ばす樹形ですね。
大地にしっかりと根を張って、空に向かって枝を伸ばす松の木を見ていると、人間と同じように、それぞれの個性を発揮しながら生きる力を感じます。
常緑樹であり、何千年も生きることがある松の木がこんなに沢山ある。ここは、東京工科大学のキャンパスの中でも特に生命力に溢れるパワースポットになっていると思います。
オープンキャンパスなどで、東京工科大学にいらっしゃる時には、ぜひこの松の木の姿をご覧になって、その生命力を感じてみてください。
2018年10月12日 (金) 投稿者: メディア社会コース
少し報告が遅くなりましたが、さる8月20日(月)、本学蒲田キャンパスで2018年度情報文化学会第17関東支部回研究会が開催されました。
http://jouhou-bunka.jp/
今年の関東支部回研究会では、昨年7月、本年2月に引き続き、当ゼミ生2名が報告しました。筆者と本学演習講師の東工大H先生も参加しました。ゼミ生の論題は以下の通りです。
A君「銭湯衰退について分析・提案」
I君「介護ビジネスに関する研究」
当日は、他大学の先生方とともに報告を行いました。発表前はだいぶ緊張した面持ちでしたが、終始落ち着いた態度で、時間配分も完璧で、質疑の答弁もよくできていました。いずれの報告も、参加された諸先生から、数多くの建設的なコメントをいただき、今後本格的な研究を進めるにあたり、重要な指針になりました。毎回、学会報告の場を借りて、多くの先生方から直接指導していただける大変貴重な機会で、当日参加された方を含め、当学会の諸先生にはただ感謝あるのみです。
さて、本年度当卒研では、前回のビジネス科学学会3名、情報コミュニケーション学会2名の参加者に加えて合計7名の諸君が学会報告を終えたことになります。今学会の後、情報文化学会全国大会(10月6日、東大本郷)4名、社会情報学会中国四国支部会(12月15日、島根大学)に4名、参加を予定しています。
(メディア学部 榊俊吾)
2018年10月11日 (木) 投稿者: メディア技術コース
本日の3年生の創世課題は全体講義で「知的財産」について、東京大学大学院医学系の明谷早映子(あけたにさえこ)先生にお話いただきました。明谷先生は何と博士(理学)と弁護士の両方の資格をお持ちです。以前は片柳研究所に入っていた産総研で化学の研究をされていたそうです。
さて、以下は知的財産の著作権侵害にあたるでしょうか?
2018年10月10日 (水) 投稿者: メディア技術コース
後期の先端メディアゼミナールのテーマ「AIと音響分析」(担当:大淵先生、2年生対象。筆者(越智)もサポート役として参加しています。)では、前期に引き続き、日常の音を対象として、機械学習を活用してさまざまな問題を解こうという研究に挑んでいます。前期は、機械学習によって鉛筆の筆記音から鉛筆がの先が尖っているか丸まっているか識別したり、足音から歩いた場所や歩いている人を識別する課題などに取り組みました。
後期に入って、まず第1週目に今学期はどういう研究課題に取り組もうかと議論しました。そのとき受講生から、天ぷらを揚げる音はプロが聞くと揚がったかどうかがはっきり分かるそうなので、それを研究してはどうか、という案が挙がりました。すると、大淵先生が意外にも「いいね、ぜひやってみよう」と言い、実現することになりました。つまり、揚がり具合を音からAIで判定しようという試みです。
第2週は、研究室に電気フライヤーを持ち込んで実験の開始です。機械学習を行うには学習にデータが必要で、その後学習の結果できたAIの性能を評価するには、評価用データも必要になります。これらのデータは実際に音を録音することで収集し、1個1個が学習・評価どちらに使われるかはランダムに振り分けることになります。そういうわけで、実際に天ぷらを揚げる録音実験を行う必要があるのです。
2018年10月 9日 (火) 投稿者: メディア技術コース
2018年10月 8日 (月) 投稿者: メディア技術コース
今回は、メディア基礎演習のテーマの一つで私と他3名の教員が授業を担当する「デジタルコンテンツを知る」(竹島先生担当)が先週からスタートしたので、その紹介をします。
2018年10月 7日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
2018年10月 6日 (土) 投稿者: メディア社会コース
2018年10月 5日 (金) 投稿者: メディア社会コース
みなさん、メディア学部社会コースの藤崎実です。
最近、知り合いのCMディレクターによる映画作品が次々と公開されています。というわけで、今日はCMと映画についてです。
みなさんの中には映画好きの人が多いと思います。なので、詳しい人は知っていると思いますが、現在、活躍している映画監督で、もともとCMディレクターだった人はたくさんいます。例えば「エイリアン」や「ブレードランナー」「グラディエーター」などをつくり、今や巨匠といわれるリドリー・スコット。「セブン」「ファイトクラブ」をヒットさせ、「ベンジャミン・バトン
数奇な人生」、「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー監督賞にノミネートされたデビッド・フィンチャーも、もともとCMディレクターとして活躍していた人たちです。
ちょっと古いお話になりますが、サスペンスの天才と呼ばれたアルフレッド・ヒッチコックも、もともとCMディレクターだったのです。
彼らはCMという30秒や60秒の映像世界の作り手として脚光を浴び、広告業界で認められた後に、映画界に進出したのでした。例えば、それまで映画界で無名だったリドリー・スコットは、「エイリアン」の公開当時、「イギリスの俊英CMディレクターによる監督作品」として宣伝されたのは有名な話です。
日本の先駆者は大林宣彦監督です。大林監督がかつては「CM界の巨匠」だったことはあまり知られていません。大林監督は当時次々と日本中の話題になるCMを作った後、商業映画界に進出したのです。大林監督がこの流れを作ったことにより、多く人材が後に続くことになります。
私が一緒に仕事をしたこともあるCMディレクターの市川準監督もその流れのひとりです。他にも、例えば「桐島、部活やめるってよ」(2012)の吉田大八監督も、TYOというCM制作会社のCMディレクターなのです。
では、30秒のCMと、2時間の映画では、作り方に違いはあるのでしょうか?結論から書くと、作り方の違いはほとんどありません。もちろんCMは時間が短いのですが、それは完成後の尺の話であり、 ワンカットごとに、何を作るのか、そのためにはどうしたらいいのか、という制作者として最も大切な定着への考え方、物事を洞察する視点や意図などは、ほとんど同じと言っていいでしょう。
広告やCMや映画は、どれも、相手ありきの表現です。つまり自分だけで完結するものではありません。それが純粋芸術との違いです。見てくれる人に、どうしたらもっとよく伝えることができるのか。どうしたらもっと相手の心に届けることができるのか。どうしたら楽しんでもらえるのか。それらに関しては驚くほど共通点があります。
市場の動向や時代性をどうつかむか、商品のポジションやブランドのイメージをどう表現するか、予算やクライアントの意向をどう解決するかなど。さまざまな厳しい制約があり、詰めの細かさが求められる厳しい広告業界で鍛えられ、物事を解決させ、前進させることができる映像ディレクターが、映画の世界でも活躍できるのは、よくわかる気がします。(メディア学部 藤崎実)
2018年10月 4日 (木) 投稿者: メディア社会コース
2018年10月 3日 (水) 投稿者: メディア社会コース
こんにちは。
オープンキャンパス(OC)ブログでおなじみ(!?)、メディア学部新任の森川です。
4月に着任し、東京工科大学での教員生活をスタートさせたわけですが、もちろん当初は研究室に学生が所属しておらず、研究室の準備も整っていませんでした。
しかし、7月に3年生の研究室配属があり、いよいよ後期からの研究室での授業に向けて、夏休み中に気合を入れて研究室の大改造に着手!
何人かの学生にも手伝ってもらい、机やロッカーまで動かして大胆にレイアウトを変更。
さらにキャビネットや机の下の収納部分までピカピカに磨き上げ、窓も拭き、あちこちに貼ってあったテプラやシールをきれいに剥がし、すみずみまで徹底的に掃除しました。
そしてついに9月21日(金)、第一回目の「創成課題」の講義をもって、我が森川研が始動したのでした。
我々の研究室は、皆で授業を受けたり発表したりする「クラスルーム」、集中して研究・学習する「スタディルーム」、皆が作った作品や映像作品を鑑賞する「シアタールーム」の3つのエリアに分かれています。
研究や交流が捗るよう、考えてデザインしました。
イメージはシェアオフィスとかシェアハウスといったところでしょうか。
研究室のテーマは「デジタル・ジャーナリズム」ですが、ジャーナリズムだけでなく、さまざまなメディア関連・マスコミ関連の事象に興味のある学生が集まっています。
これから研究室を決める皆さんは、是非機会があったら覗きに来てくださいね。
来年のOCには、森川研からも面白い出展ができるよう、全力で頑張りたいと思います!!
2018年10月 2日 (火) 投稿者: メディア技術コース
9月2日~6日にインドのハイデラバードで開催された、音声・音響信号処理、音声科学についての国際学会Interspeech2018に参加し、発表を行ってきました。ハイデラバードはデカン高原にある都市で、この時期は雨が多いそうですが、空気はからっとしていて過ごしやすい気候でした。
学会は、工学系の音声・音響信号処理、音声科学といった、音声・音に関わる文系・理系は問わない世界中の研究者や学生が集う場で、インドでは初開催でした。インドはたくさんの言語を持つ国ということで、今回はインドの諸言語での音声認識(音声信号から発話内容を書き起こす技術)、さらにその言語でのデータの量が限られているときに対応した音声認識に焦点を当てたセッションが組まれていました。
今回私は、音声信号処理の福祉応用である、(1)「機械学習を使った発話障害(吃音症)の言語訓練の自動評価方法」と、共同研究である英語学習についての(2)「日本語母語話者による日本語および英語の発話時に呼吸の比較」について発表を行いました。
(1)は医療と関わる分野です。言語訓練(発話のリハビリ)では患者さんが症状を減らす効果がある発声方法の練習を毎日練習する必要があるので、うまく発声ができているかを携帯端末などで自動評価して練習を行いやすくすることを目指しています。そのために、色々な人の発声を学習データとして使い、その音響特徴量から機械学習によって発声ができているかを判定する手法を提案し、9割程度の精度で判別できることを示しました。
(2)は音声学などの人文系と理工系の融合した分野の研究です。言語によって呼吸の仕方を変えているのか調べるために呼吸に関わる器官の動きや呼吸量を測り、信号処理と分析をしました。下の写真には写っていませんが、地元インドからの学生さんがたくさん参加していて熱心にポスター発表を聞いている姿がありました。
2018年10月 1日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
鶴田です。
7OSMEと一緒に行われたイギリス折り紙学会の秋のコンベンションのレポートです。 こちらは折り紙愛好家の集いであり、作品展示や講習会などが行われます。
海外留学を勧めるようなサイトや本には「折り紙を教えてあげよう!」みたいなことがよく書いてあります。が、ここでは海外の人に英語で折り紙を教わるのです。
下の写真はクラスの様子です。Alessandro Beber氏の「蝶ネクタイ」の講習会に参加しました。 わからないところがあれば隣の人に聞いたりしますが、手元に折り紙があるのでだいたい通じます。
会場では精巧に折られた作品群を見ることができ、とても楽しめました。 実は日本でも毎年8月に折り紙のコンベンションが行われています。興味のある方はぜひ調べてみてください!