デザイン思考と日本
2018年10月30日 (火) 投稿者: media_staff
技術コースの羽田です.
先日,デザイン思考を用いたエンジニア教育についての講演を聞く機会がありました.
デザイン思考とはAppleやGoogleなどが取り入れていると言われている新しい製品やサービスを生み出す考え方の一つです.
このとき面白かったエピソードの一つとして,アメリカのスタンフォード大学を中心に発展し,シリコンバレーの文化のように語られるデザイン思考なのですがそのルーツは意外にも日本にあるというものです.黎明期の松下,ホンダ,ソニーなどの製品開発のプロセスを研究して生まれたのがデザイン思考ということでした.日本で生まれたはずのやり方が,洗練され,プロセスとなってアメリカでは体系的に取り入れられているというわけです.そしてそれをアメリカに学びにいく日本人が大勢いるというのも面白い話です.
お話を聞いた中では,これを大規模に適応するのは非常に大変だとは思われましたが,今後は我々のところでも演習や講義のなかにこのような考え方を取り入れていきたいものだと考えていました.
(羽田久一)
「雑感」カテゴリの記事
- ランニングマシンもインタラクティブな時代に(2019.03.02)
- 映画鑑賞(2019.02.21)
- 転ばぬ先の....(2019.02.19)
- 論文を書くためのソフトウェア(2019.02.18)
- 3学年合同で最終発表してみた(2019.02.17)