巨木のパワー
2018年10月24日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
こんにちは、メディアコンテンツコースの佐々木です。「工科大パワスポ」シリーズ第3回目の投稿です。
この絵の大きな木は「クスノキ( 楠 )」です。京都などの古い町を歩いているとお寺の塀を越えて大きな幹を伸ばしているのがみられますね。地方に残る武家屋敷の庭にもよく植えられている樹木です。
日本の巨木調査で、幹の周囲の長さトップ10の巨樹のなかで、八つまでが「クスノキ」なのだそうです。とても大きくなる木なのですね。その立派で豪壮な姿が、武家屋敷や巨刹の庭に良く似合うのは当然ですね。
この木からは、樟脳( しょうのう )という成分が取れるのですが、それは防虫剤や医薬品として使われます。
葉っぱの葉脈に「ダニ室」があるというのも面白いですね。クスノキには、苦手な敵となるダニ( クスノキの葉っぱを食べるダニ )がいます。クスノキは、このダニに対してわざわざ住みかを提供しているのです。そして、一方では、このダニを捕食するダニが住む「ダニ室」もあるのです。二種類のダニを自分の葉っぱの上でバトルさせている訳です。進化の過程でこうなったらしいですが、不思議ですね。
この絵のクスノキは、普段学生さんや大学スタッフがよく行き来する通路のすぐ脇にそびえています。オープンキャンパスなどで、工科大八王子キャンパスにいらしたら、ぜひ探してみてくださいね。凄いパワーと元気をもらえると思いますよ。
☆工科大パワスポ・シリーズ
その1:松の木のパワースポット
その2:生きた化石の木
メディアコンテンツコース・佐々木和郎
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