ソーシャルビジネスに関するノルウェーで開催された国際学会に参加
2018年11月13日 (火) 投稿者: メディア社会コース
こんにちは、社会メディアコースの飯沼瑞穂です。
先月、ノルウェー、オスロの国際学会で発表をしてきました。
ICSR という学会でBI Norwegian School というビジネススクールで行われました。
BINorweigian Schoolはオスロ―の近郊にある大学で、ノルウェーでは最大のビジネススクールでヨーロッパでは2番目に大きい経営大学だそうです。
近年、世界で企業の社会的責任の重要性が増していますが、国連のSDGsの採択も後押しする形となり、グローバル企業は率先してCSR(Cooperate Social Responsibility)活動を行うようになりました。国際学会では、グローバル企業のCSR活動に関する近年の動向や、ソーシャルビジネスに関する研究の発表が行われました。特に、企業による新しい価値の創造や、社会との共通の価値観をだれがどのように構築していくのか、など価値創造に焦点を当てた学会となりました。
今回、私が発表した内容はソーシャルデザインと日本における、ソーシャルビジネスについてですが、日本からの発表は私だけだったため日本の企業のCSRやソーシャルビジネスに関する質問が多かったです。
オスロ―は、ノーベル平和賞の授与式が毎年行われることでも有名です。オスロ―の海に面した美しい港に、ノーベル平和賞センターがあります。学会の合間を見て、こちらの資料館にも足を運びました。今年のノーベル平和賞は、性暴力と戦う2人の活動家が授与しました。一人はイラクのテロ組織ISISによる性暴力の被害者でもあるナディア・ムラド氏、もう1人はコンゴで被害者女性の治療と支援を取り組む医師デ二・ムクウェゲ氏です。
私が滞在していたちょうど1週間前に授与の発表があったため、ノーベル平和センターでも
2人についた資料が配られていました。今年は#Me Too運動もあったことが授与に影響を与えたようです。
ノルウェー人の学会主催者の方が市内を案内してくださいました。オスロ―市内は、静かで穏やかな空気が流れており、市民が楽しめるオペラ劇場や美術館、カフェやショップ、小さな公園と王宮がそろっています。彼女が、”ノルウェーの地下鉄は市内へと人を移動させるために出来ていないのです。美しい自然がオスロ―を囲んでいますので、週末には市民が地下鉄に乗って気軽にスキーにいったりハイキングを楽しめるように、市内から郊外へと人を移動するために地下鉄はデザインされています”と言っていたのが印象的でした。数日間の滞在ですが、SDGsランキングNo1の国らしい発想だと思いました。
オスロ―港
文責:飯沼瑞穂
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