学会参加、学会当日編(ADADA International 2018、台南、台湾)
2018年12月 5日 (水) 投稿者: メディア技術コース
到着編の続きです。前回の記事にありましたように、11月22日~24日に台南で開催された学会(ADADA International 2018)に参加いたしました。22日の朝、会場の大学はホテルから道を挟んですぐなので迷いようが無いと思っていましたが、場所をあまり良く確認せずに来てしまったためキャンパス内に入ってからうろうろしてしまいました。敷地はかなり広いようです。
国立成功大学の入り口(の一つ)
会場となった成功大学は台湾では名門大学として知られている大学とのことです。大学名は「成功するように」ということから来ていると思ってしまいますがそうではなく、台湾の英雄「鄭成功」という人の名からつけられたということです。会場となった建物は、日本の統治時代に歩兵隊の事務所兼宿舎として建てられたもので、観光のスポットにもなっているようでした。
会場となった建物
大学内でもたついてしまったため、会場に入るとすでに学会長である当大学メディア学部の近藤先生のオープニングスピーチが既に始まっておりました(というよりも終わりかけておりました)。さらに何名かのスピーチとキーノートの講演があった後、一般の口頭発表が二つの会場に分かれて始まります。
近藤先生のオープニングスピーチ
午後になってからはポスター発表のセッションがありました。ここには東京工科大学からもいくつかの発表があり、大学院生も英語が大変といいながらも質問を受けて説明していました。
ポスターセッションの様子
その後の口頭発表セッションでようやく自分の出番です。インタラクションデザインに関するセッションでした。メディア学部の大学院生の発表も同じセッションで、他の発表者も九州大学の大学院生と発表者全員が日本人だったため発表は日本語でもいいんじゃないかとちらっと思いましたが、座長の方が外国の方ということで、めでたく?英語での発表となりました(実際は国際学会なので全員日本人でも多分英語でやるんでしょうね…)。内容は、3Dプリンターで成形したオブジェクトを使って複数のモバイルデバイスを連携させるというアイデアについてでした。ちょっと発表時間をオーバーしてしまいましたが、動作している様子の動画は受けた?ように思いました(気のせいか…)。初日はこれで終わりで、その後ウェルカムパーティーが同じ建物でありました。翌日は、自分の発表は既に終わっているのですが、他の発表セッションの座長のお役目がありました。それなりにディスカッションも盛り上げられたのではないかと思います。
ということで、お仕事としての学会は無事終了で、発表も座長もうまくこなせたのではないかと思います。また、学会中には他の国の研究者と研究の話も含めて交流もできて国際学会に参加した意義があったと思います。数年前に九州で開催されたときに同じ学会に参加した経験があったのですが、そのときは日本と韓国以外の方はあまりおらず、大学院生の発表も、紙に書いてあるものを読みあげて発表し、質問には反応できないでいる人がほとんどでした。今回参加して驚いたのは、大学院生も英語で立派に発表して質問に答えていたところで、特に修士課程の学生でこれだけできるというのは凄いと感心いたしました。
学会は研究発表だけでなく外国研究者の交流やその国の文化を知ることにも大きな意義があると思います。来年はまだどこで開催されるか決まっていないようですが、可能であれば是非また参加したいと思います。学生の方も、英語を鍛えて是非チャレンジして欲しいです。
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