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台南でみかけた立方八面体!?  おもしろメディア学

2018年12月27日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

国際会議ADADAで台湾の台南に行きました.学会の見学会で街の中のお寺などを見学しました.日本でもお寺などでみることもありますが,立方八面体を利用した柱の飾りをみることができます.
写真のような使い方です.石で制作した飾り,木を加工した飾りなどがあります.この立方八面体は,正多面体である立方体と正八面体から生成できます.神秘的な形状とも言えます.

Dsc_3207

Dsc_3249

Dsc_3250

さて,
次の写真も立方八面体のように見えます.

Dsc_3300

実は,少し横から見てみると,次のように縦長の形状であり立方八面体とは言えない形です.

Dsc_3298

人間は,好ましい形にみてしまうのでしょう.正方形や正三角形として認知してしまうために,立方八面体と理解してしまうことになります.

このような形状の認知について,「視聴覚メディア」(コロナ社)には,菱櫓の例を紹介しています.

「金沢城には,多くの柱が使われている.図にその柱の一例を示す.菱櫓では,このように柱がひし形になっている.図aを見ると正方形のように見えるが,これは直角と理解しやすいためと考えられる.図bを見ると,ひし形であることが理解できる.」

Kanazawa1                                                          図a

この例は単なる飾りではなく,死角を少なくし視野を大きくすることができるという効果があります.人は,見る位置によって,ひし形を正方形に見てしまいます.

Kanazawa2

                                                      図b

生活しているさまざまな場所に,眼をごまかされるような面白い工夫もありますので,よく見ると楽しい発見があると思います.

大学院メディアサイエンス専攻 近藤邦雄

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