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国立台湾大学の研究室を訪問

2018年12月 2日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディアコンテンツコースの近藤邦雄です.
私が会長をしているADADAの国際会議が台南で開催されるので,初めて国立台湾大学を訪問することになりました.

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そこで,以前から知り合いであるRobin Ning-Yu Chen先生の研究室を訪問することにしました.

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台湾大学は台北にある台湾トップの大学です.この大学の大学院生らが本学を訪問して見学の対応をしましたが私の時間がなく,彼らとは会うことが残念ですがありませんでした.
さて,Robin先生は東京大学のコンピュータグラフィックスの研究室で博士号を取得したこともあり,私とも知り合いになりました.現在の研究はこれにとどまらず,ヒューマンインタラクションや可視化,VRなど幅広い分野を研究していました.
この訪問では,インタラクション関係の研究をしている大学院生やポスドクの方の研究成果を見せていただくことができました.彼らは国際会議で発表したりしているので,とても英語がよくできます.
大学院生のお二人の研究は今年のUISTで発表した研究です.
UIST '18- The 31st Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology
Session 1:Controlling and Collaborating in VR
PuPoP: Pop-up Prop on Palm for Virtual Reality
彼が手にしているものは,自作です.手のひらの中で膨らんだりします.いろいろなつかみ具合を研究しています.

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Session 16: VR Interaction Techniques
RollingStone : Using Single Slip Taxel for Enhancing Active Finger Exploration with a Virtual Reality Controller 
ボールの回転で質感を表現するという研究で,いろいろな質感をボールの回転で表現することに挑戦しています.

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3人目のポスドクの方の研究は,まだ未発表ということでここでは紹介できません.こういうところで紹介できないことも,信頼していただき見せていただけることは,ほんとうにうれしいことです.それでは皆さんも残念ですから,公開していい段階の研究成果を聞いたところ,次のYoutube動画を教えていただきました.
力覚を提示するための研究です.今までもすでに力覚に関する研究やそれを利用した製品はありますが,それを超えた仕組みを考えているとのことでした.
ElasticVR: Providing Multi-level Active and Passive Force Feedback in Virtual Reality Using Elasticity movie
今後の研究の発展が楽しみな見学でした.ご対応いただいたRobin先生と学生の皆さんに感謝します.
ADADAに参加したメディア学部の先生が訪問した大学紹介記事
台湾、高雄、義守大学訪問 2018年11月26日
http://blog.media.teu.ac.jp/2018/11/post-3a77.html
台湾の明新科技大学  2018年11月24日
http://blog.media.teu.ac.jp/2018/11/post-c0e8.html
台北科技大学のVR研究室  2018年11月23日
http://blog.media.teu.ac.jp/2018/11/vr-d452.html
大学院メディアサイエンス専攻 近藤邦雄

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