「研究」って何?
2018年12月17日 (月) 投稿者: メディア社会コース
こんにちは、メディア学部新任の森川です。
現在、メディア学部の各研究室では、今年配属された三年生を対象に、プレ卒論指導とも言える「創成課題」の授業を行っています。
毎年後期に行われるこの授業、今年立ち上がったばかりの森川研究室で行うのは、もちろん初めて。
研究室によって進め方は様々ですが、私の研究室では最終成果物を卒論の研究計画書と定め、指導や自由学習を行ってもらっています。
学術研究というものに初めて触れる皆さんにまずわかっていただきたいのは、
“「研究」とは何か。”
ということ。
これを読んでくれている皆さんは、何だと思いますか?
白衣を着た人が、実験器具を持ってあーでもないこーでもないと言っているイメージ?
それとも、黒板にわけのわからない数式を書いているイメージでしょうか??
ズバリ研究とは、
「まだ誰も知らないことを明らかにすること」
と言うことができると思います。
さあ、そこで質問です。
“まだ誰も知らないこと”って、どうやったらわかるのでしょうか。
ググる?
いやいや、ググって出てくる結果は、そもそもその信憑性が疑わしかったりしますよね。
ではどうやって??
森川研に所属している学生は、もちろん正解できるはずです(…よね?)。
そう、
「先行研究をレビューする」!
コレです!!
学術研究の世界では、自分で勝手にテーマを設定して、勝手に調査等を行ったところで、何の意味もありません。
まずは、先行する文献から「誰かが知っていることは何か」を明らかにする必要があるのです。ですから、研究の第一歩は、他人が書いた学術論文を読むこと、なのです。
森川研では、まず徹底的な先行研究レビューをすることからテーマの絞り込みを行うよう指導しています。
興味のある分野は学生によって様々ですが、レビューを始めて3カ月、そろそろ皆が目指す研究テーマの方向性がほんのり見えてきました。
どれも面白い研究になりそう!
いつか、このブログでも紹介したいと思います。
本学を志望する高校生の皆さん、在学中の1年生、2年生の皆さん。
「研究」って楽しいですよ。
是非希望を持って、研究室の扉を叩いてくださいね。
(メディア学部 森川美幸)
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