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台湾で開催されたThe 16th International Conference of Asia Digital Art and Design (ADADA2018) への参加

2018年12月 3日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディアコンテンツコースの近藤邦雄です.
The 16th International Conference of Asia Digital Art and Design (ADADA2018) が台湾の台南,成功大学で開催されました.

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この会議は毎年行われており,16回目となる歴史を持っています.
これを運営する学会がAsia Digital Art and Design Association です.2002年に日本と韓国が中心となって設立されました.現在は日本,韓国,インドネシア,マレーシアの5つの団体が加盟して運営をしています.今後,加盟する団体が増えていくと思っています.
そのために,多くの方が集まるこのADADA会議は大変重要な集まりとなります.今年は,アジア以外のヨーロッパやアメリカからも参加者があり,より多くの地域からの参加者のある大きな会議になっていました.
私は,この国際学会の会長を2016年から担当しています.

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ADADAの会議のトピックは,次のようになっています.これ以外にも関連する研究の発表も受け付けています.
* Interactive Art, Digital Art, Media Art
* Interaction Design, Interactive Technologies
* Computer Animation, Computer Graphics, Visual Effects
* Web Design, Web Application Design, Web Service Design
* Virtual Reality, Augmented Reality
* Digital Game and Gamification
* Social Networks, SNS
* IoT, Sensor Networks, Big Data
* Innovative devices, Robotics for Art, Gadgets
* Education, Digital Archives
* Digital Content Design
* Design Theory and Design Methodology
* Digital Music, Musical Interface, Sonification

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このように幅広い分野を含むことから,メディア学部からも6件ほどの発表がありました.
私が担当した研究は3件ありました.一般的には研究への一番の貢献がある第一著者が
発表しますが,都合がつかないということから,私が次の2件を担当しました.
[1] Alaa Alherz, Naoya Tsuruta, Koji Mikami and Kunio Kondo,Multiple Characters Animation System for Kids Based on Waveform Following,The 16th International Conference of Asia Digital Art and Design (ADADA2018), Poster-2D-5,2018.11
この研究は,子供向けのアニメ制作システムの提案です.声を入力データとして,その情報を移動軌跡として利用することを提案しました.3,4歳の子供でも,絵を描き,それが動くという体験をすることができます.

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[2]
Pitchaporn Lertariyasakchai, Ryuta Motegi, Naoya Tsuruta and Kunio Kondo,Color Scheme and Material Simulation for Robot Character Draft Design,The 16th International Conference of Asia Digital Art and Design (ADADA2018), Poster-2D-6,2018.11
この研究は,ロボットデザイン支援のための3次元モデルへの配色や質感表現の支援をするプラグインの提案です.ラフモデルを容易に制作できるこのアイデアは,制作時のコミュニケ―ションに役立つことが分かりました.第一著者はタイのキンモンクット大学トンブリの2年生であり,本学での2か月のインターン時に行った研究です.毎日8時間程度の研究を2か月行って,一つの成果をだすことができました.


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大学院メディアサイエンス専攻 近藤邦雄
 

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