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【授業紹介】メディア学部でのグラフィックデザイン系授業(その1)

2019年1月19日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部教授 菊池 です.

東京工科大学にはデザイン学部がありますが,メディア学部でもデザインに関することを学ぶことができる授業が複数あります.
それは当然,「メディア学」と「デザイン学」が密接に関りがあるからです.
たとえば,グラフィックデザインの知識は,映像での画面構成やカメラワーク,ゲームでのユーザインタフェースのデザイン,商品パッケージやポスターのデザインなどに必要となります.

本日のブログでは,「グラフィックデザイン」に関することを学ぶことができる「視覚情報デザイン入門( 1 年次)」と「メディア専門演習:ビジュアルコミュニケーション( 2 年・ 3 年次)」のうち,「視覚情報デザイン入門( 1 年次)」を紹介したいと思います.

ちなみに,過去に本ブログで上記授業に関して紹介している記事がありますので,そちらもご参照ください.

ところで,皆さんは「センスは生まれたときから持っている人と持っていない人がいる」と思っていませんか? すなわち,「生まれ持ってセンスがある人がいて,センスがない人はどんなに努力してもセンスを磨くことはできない...」とは思っていませんか?

はっきり言いましょう!
それは間違いです!!!

デザインにおける「センス」とはすなわち,「知識」です.

実際,皆様の身の回り(例えば友人など)で「おしゃれ」な人って,いますよね?
その人はおそらく,ファッションが好きで,常日頃からファッション雑誌などをチェックし流行にも敏感ではないでしょうか?
それは言い換えれば,「ファッションに対する知識」が豊富で,その知識を得るためなら勉強を惜しまないために,「おしゃれ=センスがいい」という結果になっているのではないでしょうか?

デザインには,かっこたる「理論」が存在します.
色彩調和理論や黄金比,グラフィックデザインにおいてはグリッド法やジャンプ率,タイポグラフィなどなど...
数多くの理論が存在し,それらを学び,そして自分の作品に活かせるようになると,それが「センス」となるのです.

メディア学部のグラフィックデザイン系授業である「視覚情報デザイン入門( 1 年次)」では,グラフィックデザインの基礎であり最も重要とも言えるタイポグラフィから,グラフィックデザインにおけるレイアウトの 4 原則,色に関する理論と色彩調和理論などを学習し,下記のような課題作品を制作します(下記の課題テーマは”キャンパス内でインスタ映え”です).

01
図.「視覚情報デザイン入門」での課題作品の例


このような課題作品の制作を通しながら,授業で学んだグラフィックデザインに関する理論を自分で活用できるように練習を重ね,最終課題である「自分しか知らない情報を可視化する」という作品制作に取り組みます.
最終課題に関してはまた,別の機会に紹介したいと思います.

「メディア学部でのグラフィックデザイン系授業(その2)」では,「メディア専門演習:ビジュアルコミュニケーション( 2 年・ 3 年次)」をご紹介いたします.


文責 : 菊池 司

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