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エンタテインメント業界を目指すには

2019年2月 2日 (土) 投稿者: media_staff

技術コースの羽田です.
メディア学部に入学してくる学生の中にはゲーム業界に就職したいという学生がたくさんいます.とはいえ,当たり前ですがメディア学部に来た学生のうち希望者すべてが皆,ゲーム開発の会社に入れる訳ではありません.では,どんな人が就職できているのか,という話で最近インターネットでみかけた面白い話を紹介します.
とあるゲームデザイナーの人の”我々は「ゲームが好き」な学生ではなく「ゲームを作れる能力のある」学生がほしいのだ” という言葉がありました.そこで「ゲームが好きというのは応募者みんなそうですよね」と聞いてみたところゲーム会社を受ける学生であっても「そこそこの割合で別にゲームが好きでもないし,詳しくもない学生もいる」とのことでした.
さらに,「コーディングやリファクタリングが大好き」なほうが面接官には響くだろうとのことも話していました.つまり「ゲームそのもの」よりも「ゲームに限らずプログラムを作る」ことが好きだったり得意だったりするほうがよいということでしょう.
結局のところ,ゲームというのはプログラムで出来ていて,そのプログラムをちゃんと作れるかどうかというのがまず根本的に大切なわけです.そしてそこにスキルのある学生であれば「ゲームが好き」と言ってるような学生などよりもよほど,ゲームを開発している企業に対してはアピールポイントになるわけですね.
メディア学部のカリキュラムの中でもいくつもプログラミングに関する講義が存在します.必修のものも含めてどれもそれほど人気があるような講義ではないですが,このような授業を頑張って,さらにプロジェクト演習や卒業研究などでもスキルを伸ばすようにするというのが,もしかするとエンタテインメント業界への近道なのかもしれません.
(羽田久一)

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