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「映像表現・芸術科学フォーラム」で、音楽に関連して3件の研究発表

2019年3月19日 (火) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

このブログにも既にいくつかの記事があるように、「映像表現・芸術科学フォーラム」は、例年メディア学部から多数の発表がある学会ですが、我々の研究室からも、今年は7件の発表を行いました。全部を一度に紹介するのは大変なので、いくつかに分けて紹介したいと思います。我々の研究室では、音に関する様々な研究を行っているのですが、今日紹介するのは、その中でも「音楽」に関連する3つの研究です。

Expressive2019_1

大学院生の小野さん(写真左)は、「歪みに関する聴覚特性の分析」というタイトルで発表しました。最近の音楽配信やネット動画では、音圧を上げてコンテンツを目立たせることを重視するため、音が歪んでしまっているケースが存在します。そのような歪みを、音楽聴取者がどのように感じているのかということを、実際の聴覚実験により調べようという研究です。

卒研生のマイニッケさん(写真中央)は、「Word2vecを用いた自然言語で操作するシンセサイザー」という発表を行いました。シンセサイザーは多種多様な音を作ることができる便利な装置ですが、できることが多すぎるため、初心者にとってはちょっと扱いにくいところがあります。そこで、今はやりの人工知能を利用して、適当な言葉を入力するとそれに近い音を作ってくれる仕組みを作ってみたというものです。

もう一人の卒研生の松井さん(写真右)は、「機械学習による印象分類結果を可視化するインタラクティブ音楽プレイヤー」という発表を行いました。音楽を分析して、音量や音高などに応じて表示を変える音楽プレイヤーはこれまでにも存在しましたが、この研究では、「明るいか暗いか」とか「古典的か現代的か」など、抽象的な要素を取り出し、なおかつ聴取者の操作に応じてそれらの要素を変化させる音楽プレイヤーを作りました。

このように、理系的な切り口で音楽の芸術性を分析していくというのは、我々の研究室の得意分野の一つです。こういった分野に興味を持つ若い人たちが、どんどん入学してきてくれるのを期待しています。

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