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自由な言葉でライブパフォーマンスをアレンジする

2019年3月16日 (土) 投稿者: メディア技術コース

春の学会シーズンということで、このブログにも学会発表の話題が盛りだくさんです。我々の研究室でも多数の発表があったのですが、その中から、インタラクション2019での発表の紹介をしたいと思います。

修士2年の大谷さんは、ギターを使ったライブパフォーマンスに、音声認識を中心としたインタフェース技術を取り入れる研究を行っています。昨年秋にはそれまでの研究を完成させ、論文執筆まで行ったのですが、その成果だけでは飽き足らず、そこに昨今流行りの人工知能技術を取り入れる研究を行いました。具体的には、Word2vecと呼ばれる言語解析技術を利用して、どんな言葉を発しても、それに近い意味のエフェクトを実行してくれるような仕組みを作ったのです。

Interaction2019

大谷さんの研究成果は、これまでデジタルアート関連の学会で発表することが多かったのですが、今回は「新しい自然言語のインタフェースを作った」ということを重視して、インタラクション2019という学会で発表してみました。慣れない学会で発表するのは緊張することでもありますが、新しい発見が得られることも多く、よいチャレンジだったと思います。今回はポスターのみの発表でしたが、インタラクションという学会はデモ展示が充実していたので、我々の研究室でも、次回は面白いデモ持参での発表を目指して頑張ろうと決意を新たにしました。

(大淵 康成)

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