灼熱のタイ滞在記 (4日目)
2019年3月28日 (木) 投稿者: メディア技術コース
タイのキングモンクート大学のメディア学科から招待を受けて訪問しています。今日は到着から4日目です。
今日は Creative Thinking というテーマで講義をいたしました。対象は学部の二年生です。ちなみにこちらは Media Technologyという学科なのですが、Media Arts、 Medical and Science Media、 Interaction Media という3つの専攻に分かれています。タイでは大学生は制服を着ることになっているのですが、今日の講義は二年生なので3つの専攻の学生が混ざって受講しています。混ざっているといっても、眺めると Media Artsの学生だけ私服なので一目瞭然です。
ちなみに、受講する人数が多いので、同じ講義を午前と午後に二回繰り返さなければならないことが判明いたしました(ひー)。それぞれ二時間ちょっとの講義です。私はもちろんタイ語を話せないので英語で講義をするしかないのですが、こちらの学生も英語の講義がわかるのは一部だろうとの話で不安です。こちらの先生方はマイペンライという感じでした。講義のなかで一部、ワークショップ形式のものを行ったのですが、このときにはこちらの先生が翻訳して伝えてくれていました。しかしその様子を見ていると講義自体がどれくらい通じていたのかは謎です。午前の講義が終わって昼を食べた後に午後の講義が続けてあるのですが、同じ講義を繰り返すとなると疲れもありモチベーションがみるみると下がってきます。しかも英語をゆっくり話そうとすると文章の途中で何を話していたのかを忘れてしまいそうになります。ということで午後の授業のほうがなかなか大変でした。ただ、午後の講義の後で、受講していた学生の何名かが質問をしに来てくれて、日本語のクラスを受けているとのことで日本語で話しかけようとしてくれました。そうやって質問しに来てくれたことにはすごく感激いたしました。質問するのは内容を分かっているということの証拠でもあります。また、やはり相手の国の言葉を話すのは喜ばれるようで、講義の最初にサワディー(こんにちは)と言って最後にコップンクラップ(ありがとう)と言うと学生も嬉しそうにしてくれます。他にもいろいろ言いたいのですが、他に知っている言葉が昨日の食堂で日本語好きの女主人から習ったアロイ・マー(とてもおいしい)だけなので、もう少し勉強せねばと思いました。
講義が終わった後にはクラスで記念撮影をしたのですが、こういうときにおちゃらけて映ってしまう学生がいるのは日本と同じですね。
午後の授業が終わると、こちらの先生が海辺を見物に連れて行ってくれました(次の講義の準備をしなければ…)。海には木製のとても長い橋が海岸と平行に長く続いていて、なかなかのインスタ映えです。橋は3年前くらいにできたようなことでしたがそこかしこで柵が壊れており、すごく強い海風が絶え間なく吹いていてなかなかスリリングな体験でしたが、こちらの先生3名とはしゃいで過ごして少しリフレッシュできたかもしれません。ジョン先生がやたらといろいろな日本語を使うので、「まじで?」と「やばい」を教えてあげたら気に入ったようでその後やたらと使います。なかなか使い所がちゃんと合っているようで、我ながらうまくニュアンスを教えられたものだと思いました。
その後、お腹がまだ空かないのですが、なかなかゴージャスなステーキハウス!に連れて行ってくれました(次の講義の準備をしなければ…)。牛肉のステーキを食べられるお腹の状態とは程遠かったので、おすすめのトリュフのスープ!と、魚ならと思ってサーモンステーキを注文することにしましたが、なんとその後、エビの丸々とした唐揚げ?のような大皿が更にでてくるではないですか(ジョン先生が「まじで?やばい…」と言っています)。どうにか平らげて、ホテル前まで送ってもらって今日は終了です。スープは非常に美味でした。また学生たちが夜まで周りで歓声を挙げています。さて、次の講義の準備をしなければ…
太田
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