ロボットアニメの戦闘シーンに関する研究紹介
2019年3月 6日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部コンテンツコースの兼松です。
今日は留学生の研究「A SUPPORT SYSTEM FOR DESIGNING CAMERA BLOCKING OF BATTLE SCENES IN ROBOT ANIME」を紹介します。
これは修士課程の徐弘毅くんが行った研究で、日本図学会の論文誌「図学研究 第52巻4号」に掲載されました。
この研究はロボットアニメに登場する戦闘シーンのカメラワークとカット割りの支援を目的としています。
ロボットアニメにおいて戦闘シーンは作品の顔とも呼べる見せ場の1つです。作品のストーリーはもちろんですが、様々なロボットがカッコよく戦う様子が魅力の1つですよね?
ロボットアニメファンの方々の中には、戦闘シーンを特に楽しみにしているという方も少なくないと思います。
しかし、一口にカッコよくといっても、様々な要因でロボットの「適した見せ方」は変わります。
そこで、戦闘のシチュエーションやロボットの行動など、様々な切り口から2500以上のカットを分析して、データライブラリにまとめたのがこの研究です。
徐君は卒業研究の頃からこういったテーマで研究を行い、2017年に国際会議で発表しました。その後、論文誌に推薦され、修正を重ねて先日掲載されることになりました。
ロボットアニメは日本人はもちろん、留学生にも人気が高く、特にここ数年は毎年研究テーマに取り上げる学生がいます。過去には、日本のロボットアニメが好きで私達の研究室で研究をおこない、現在ロボットアニメの業界で活躍している留学生もいます。
アニメが好きな学生は多いですが,こういった分野は研究としてはまだまだ未踏の部分が多いですから,是非一緒に研究してみませんか?
(兼松祥央)
「研究紹介」カテゴリの記事
- 映像表現・芸術科学フォーラムにて卒研生が優秀発表賞を受賞(2019.03.17)
- 自由な言葉でライブパフォーマンスをアレンジする(2019.03.16)
- 先端メディア学II(2年生)の学生が人工知能学会の研究会で発表(2019.03.15)
- 映像表現・芸術科学フォーラムでの発表(2019.03.10)
- ゲームの学会?!(2019.03.07)