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今年度初開講!大学院授業「メディアビジネス特論」紹介

2019年4月30日 (火) 投稿者: メディア社会コース

皆さんこんにちは、メディア社会コースの森川美幸です。

私の研究室のニュースページ(ブログ)にも書きましたが、この4月から大学院の授業「メディアビジネス特論」が始まりました。

この授業は、“メディアを使ってコンテンツを供給する”というビジネスを行っている、企業または個人、もしくはコンテンツそのものについて、マネジメントという視点から分析していこうというものです。

授業は、まず履修生に、興味のある企業・個人・コンテンツについて独自の問いを立て、調査・分析してもらい、その結果を授業で発表してもらった上で、皆でディスカッションを行うという流れで進めています。

今年度、第一セメスターの水曜3限に初開講し、計27名の大学院生が履修してくれました。

人数が多いので、興味のあるメディアごとに6つのグループに分け、それぞれ問いを立てて仮説を構築し、調査を行ってもらっています。

今年度の履修生が選んだメディア産業は、

・テレビ

・ゲーム

・映画

・ミュージカル(演劇)

・音楽

5種類(6グループ中2グループがゲーム産業を選択しています)。

次回の講義では、ゲームを選択したグループのひとつが、「2030年のゲームスタイルはどうなるか?」という問いに対する調査・分析結果を発表する予定です。

私の講義では、他の授業も根本的には同じなのですが、教員が話す内容をただただ聞く(時には聞き流す)のではなく、語られているテーマについて自分の頭でしっかりと考え、自分なりの見解を適切な言葉で周囲に伝えられるかどうか、という受講生の姿勢を重要視しています。

この大学院の講義も、もちろんグループでどんな研究発表をするかも大事なのですが、実は発表するグループのプレゼンテーションをどう聞き、どう考え、それに対してどういうコメントをするか、という、オーディエンス側の学生の姿勢がとても重要なのです。

本講義を通し、メディア業界へのビジネス的理解を深めると共に、ディスカッションに積極的に参加する力を養ってもらいたいと思っています。

 

(メディア学部 森川 美幸)

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