灼熱のタイ滞在記 (10, 11日目, 最終回)
2019年4月13日 (土) 投稿者: メディア技術コース
タイのキングモンクート大学のメディア学科から招待を受けて訪問しています。10日目です。最終日です。
今日の午前中は、キングモンクート大学全体のイベントとして行われる KMUTT Creativity & Techonolgy Showcaseというイベントの見学に行きました。ここに、今訪問している学科からも学生がいくつか展示を行っているとのことで、それを見るのが主な目的です。
場所は、今宿泊しているホテルがあるメインキャンパスや講義を行っているメディア関連の学科があるキャンパスとは別の場所に、KXビルという施設が、より街の中心部からのアクセスが良いところにあります。KXとは何ぞや?と聞いたところ Knowledge Exchange (Knowledge Xchangeと書いていました)の略であるそうです。なるほど、格好いいですな。ビルは15,6階(以上だったような…、覚えてません)ありました。展示は3フロアに渡って行われており、他に講演なども行われていました(もちろんタイ語なので聴講しませんでしたが)。一般に公開されているものらしく、大学の内容を宣伝する大きなイベントのようです。
下の写真にあるのは、通路内を歩くと、人の動きに合わせてインタラクティブに映像やライトが反応する展示です。実は一週間前ほどに作業中の場所を見せてもらっていたのですが、その際はほとんど外の大枠ができているくらいで、コンピューターでプログラムを書いているのが一人だけけその場にいる状態でした。これで本当に来週の展示に間に合うのだろうかと思って見ていましたが、なんとできてますね!驚きました。メディア学科以外のところからも研究成果が展示されていて、皆、英語で説明をしてくれました。
午後には、いつもどおりのメディア学科のキャンパスへ戻って今度は4年生へ Interaction Designの講義です。4年生は下の学年より若干、英語が通じているような感じを持てました。講義が終わった後には質問にも来てくれました。そういうものがあると講義をきちんとできたという感じが持てますね。今回はこれで終わってしまいますが、もっと学生と直接ディスカッションできればよかったなと思いました。今回はこれで1年生以外のの学生には全部講義をいたしました。
ところで、タイや台湾の大学との連携に関して記事を書くたびに、こちらの学生も飛び込んでいって外の世界を体験してほしいというようなメッセージも載せるのですが、これまで反応はありません。原因として思い浮かぶのは(記事が読まれていないというのは置いて…)、短期であれ留学ということを考えたときにアジアの国が対象としてイメージが浮かばないということがあるかもしれません。英語が通じないじゃん!という、あたかも英語ができるかのような理由で敬遠してしまっているのかもしれません。しかし、アメリカやイギリスに行くのには相当の英語力が求められる気がいたします。タイや台湾であれば、英語はしょせん彼らにとっても外国語であり、求められるレベルもそれほど高くなくて済みます。また、アメリカやヨーロッパが経済的に停滞し、政治情勢も混乱するなかで、アジア諸国のプレゼンスが増していいるなかで、アジアの国を知ることはメリットになるでしょう。彼らは日本文化への憧れもあり、興味を持って接してきてくれますから、海外を経験する初めとしていい選択肢だと思います。こちらの大学からも是非学生が来てほしいと言ってくれてましたので、将来に期待したいと思います。と、ここまで書いて思い当たりましたが、情報もあまりきちんと伝えられていなかったなと反省しています。こういう機会があることを広く伝える準備をこれからするつもりです。
ところで、この一連の記事のタイトルを「灼熱の…」と書いていますが、実はそこまで灼熱ではありません。30℃から33℃くらい?なので暑いことは暑いのですが、まあ東京の夏もそれくらいですよね。4月に入るとさらに上がって40℃前後になるというようなことを云っておりましたので、そのときに行くと灼熱感がもっとあったのだと思いますが、まあイメージですからお許しください。それから、外は暑いのですが、その反動なのか建物内はどこもかしこもエアコンが効きすぎていてしばらくいると寒さでふるえてくるくらいです。何しろ外が暑いのでTシャツ一枚でいますから、寒さが身にしみます。暑さと寒さを交互に浴びせられている感じで、結構体にはきつい環境でした。
さて、11日目の朝早く、6時前にホテルまでタクシーが迎えに来てくれました。午前中のフライトということもあるのですが、7時を過ぎると道が混雑してほとんど動けなくなってしまうとのアドバイスだったので早くにでることにしました。電車の駅が近ければそれでいけばいいのですが、生憎、駅からも離れているので、朝早くのタクシーということにいたしました。空港周辺はそれでも混んでいてなかなか玄関口まで入り込むのが大変でした。空港のなかで念願!のもち米とマンゴーをつけあわせたスイーツにありつきました。タイに来る度に食べるお気に入りです。ご飯はもち米ですので、甘いマンゴーと合わせても非常によく合います。これを味わって、今回のタイへの出張は終わりです。帰りの飛行機は順調に予定された通りの時間で発着しました。それでは。
太田
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